宮城県の漁港
投稿者:イエティ (51)
情報によると、海側の堤防から島に入り一つ山を乗り越えた島の堤防が釣れるとのこと。
夜、来たこともない島に上陸するのは気が引けたので、
海側の堤防に入り島の手前で釣ることにしました。
道路から車で漁港に入り、停泊エリアを海側の堤防に向け進みました。
途中、他の漁港に釣り人はいたのにここには一人もいませんでした。
街灯がないせいだろうな、と思いつつ、車を進めました。
途中、停泊エリアで30mほど船が停泊していない部分があり、
釣りができそうか車を降りてみてみることに。
ヘッドライトを照らすと、どうやら浅いようだったので予定通り海側の堤防へ。
車に乗り込もうとすると、海側の堤防に人影が見えました。
ヘッドライトの明かりが見えます。
車がなかったため地元の釣り人かな、と思い、車を発進させました。
ものの数十秒で海側の堤防の入り口に到着、いざゆかん。
車から降りたその瞬間、不気味な耳鳴りを未だに鮮明に覚えています。
私と友人は唖然としました。
海側の堤防の入り口には、人間が到底乗り越えることのできない高さの柵がありました。
まるで檻のような、鉄格子です。
横幅も堤防の幅より大きく作られていて、横からも上からも入ることはできません。
じゃあ、さっきの人影は・・・?
堤防を鉄格子越しに照らして見渡しても、さっきの人影はありません。
ああ、ついに見ちまったんだなと。
早々に漁港を後にすることに決め、釣り具をそそくさと片付け車に乗り込みました。
山側の道路に向かっていると何か異変に気付きました。
最近の幽霊ってledライト持ってるんやろか?
過度に具体的な情景描写を頭に入れるのに気を取られ、うっかり怖さポイントを逃してしまった。何が怖いんだっけ?