私が2回体験した不思議で少し怖い話
投稿者:音松 (11)
この日は夜もパソコンの作業を行い、気が付くと22時を過ぎていた。
「集中しすぎてペットをあまりかまってあげられなかったな…」という罪悪感を少し感じながら私は寝る準備をした。
やはり1人で寝るのはいつになっても慣れない。
そして寝室に行くとなぜか眠気が減少してしまう。
パソコンの作業を長時間行っていたからなのかスマホの画面を見たくない気持ちが強く、ギュッと目を瞑って眠れる時を待った。
中々眠れない。
時間を見ると目を瞑ってから15分ほど経っていた。
それでもスマホの画面を見たり、いじることをしたくなかった私はスマホから眠れる音楽を流し、目を瞑って眠れる時を待った。
いつの間にか寝ていたようだ。
朝6時の目覚ましが鳴っていないのに私が目を覚ました理由は、””気配””でした。
うまく説明できないのですが、私は寝ていたにもかかわらず人の気配を感じたのです。
なんというか私の身体には一切触れず、ずっと見られている感じ。
その気配に気が付いた時に恐怖を感じました。
目が覚めてまだ数秒しか経っていないのに「なんか怖い…目を開けた方がいいのかな…?」と。
恐る恐るゆっくりと目を開けてみた。
そこに立っていたのは黒い人影。
またしても私の足元でした。
1回目の時よりも強い恐怖を感じ、目を開けた瞬間「え?人?」となった。
だが、恐怖のあまりよく見ることはできませんでした。
1回目の時とは見え方も感じ方も違った。
「もしかして金縛り?」と思ったが、体は自由に動き、苦しさや重さなども一切ありませんでした。
ちなみに、私も主人も霊感は一切なく、これまでに金縛りにあったこともなければ霊を見たこともない。
だからこそ私はより恐怖を感じたのかもしれない。
掛布団を顔までかけてギュッと目を瞑っていたこともあり、私はいつの間にか再び眠りについていた。
朝6時に目覚ましが鳴り、1階にあるキッチンへと向かった。
2回目だからこそ朝起きた時には人影のことを覚えていました。
朝ごはんを作りながら昨日の出来事をよく思い出そうとした。
1回目の時よりはよく覚えている。
霊感のない私は「もしかして視えるようになったとか…?」と思ったが、多分こういう視え方はしないと思う。
この家が建った土地は墓地ではなくただの草っぱらで、建物等も一切なかったと不動産会社からも聞きましたし、地図アプリで航空写真を見たら嘘ではなかった。
そして2年程この家に住んでいた住人は自殺等ではなく1人で暮らすには広すぎる家と感じたようで売り払ったと言われました。
家を購入する時に住人と実際に会ったのでこれも嘘ではありません。
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