アイドル候補生
投稿者:とくのしん (65)
-死ぬ!
ユウジ:え?殺されるの?と唖然としていると、男は笑って手を横に振りながら訂正してきました。「死ぬといっても君の命が終わるわけじゃない。ユウジという男が戸籍上死ぬだけだ」と言うんです。何言ってるかわからなくて返答に困っていると、男は写真に指を置いて「こいつはヨジュン。韓国で訳あってデビュー前に死んだ。君にはヨジュンとして生きてもらう」と言うのです。「ヨジュンはデビュー前で既に商品として完成されていた。誰もがデビューを心待ちにしていたんだが、それが叶わなくなった。しかしヨジュンの死については報道されていないから誰も知らない。世間的にはまだヨジュンは生きている。そこで、ヨジュンと背格好が似た人物を探してしていたところ君を見つけたというわけだ。動きの癖もヨジュンによく似ているし、これは君にしかできない。ヨジュンの顔は取って置いてある。それを移植すればお前がヨジュンだ」
-それでサインはしたんですか?
ユウジ:なんか映画のような現実離れした話に、断ったらどうなるんだろう?と怖くなってサインしました。手術は翌日ということに決まったんです。自宅に帰って冷静に考えて、その日の夜中に最低限のモノだけ持って夜逃げしました。地元の友人に電話して、途中まで迎えに来てもらって地元へ何とか帰ることができました。
-連れ戻しにきたりとかそういうのはなかったのか?
ユウジ:養成校への退学届けは郵送で、足が付かないよう友達に頼んで他県から出してもらいました。住んでいたアパートの管理会社に連絡して、中のモノは全て処分してほしい、と相談し、敷金と相殺して不足分をネットバンキングから支払いました。
追手みたいなのは今のところみていません。見て貰えばわかる通り、ここはドが付く田舎です。何もないから逆に目立つと思って諦めたのかも?(笑)
ただ、通知不可能という着信は何度かありましたね。怖くて出ていませんが。
-今回の件を振り返って
ユウジ:自分には全てを断ち切ってまで夢を叶える程の度胸も覚悟もなかったです。死ぬほど嫌だった農業もやってみると自分には合っていたかなって思います。今でもアイドルの世界に未練がないと言えば嘘になりますが、憧れだけで十分かなと。あんな思いしたし、今の生活のありがたみがよくわかります(笑)
それとここからは話半分程度で聞いてください。
ある韓国アイドルユニットがデビュー曲を日本の音楽番組で披露していました。日本初上陸と大々的に特集していたんです。それを何気なく見ていたんですが、ある違和感を覚えました。それはそのうちの一人の動きがオサムだったんです。
俺もダンスをやっていたからこそわかる、独特の癖っていうかあってそれがまんまオサムなんですよ。
それを見てあの男が言っていた一言を思い出してゾッとしました。
「君たちが見ているアイドルには中身が入れ変わった人間がたくさんいる」
もしかするとオサムも自分と同じ提案を受け入れたのかもしれません。オサムに電話しようと思いましたが、変なところで足がつくのも怖いので連絡はしていません。
-怖い体験談ありがとうございました。
農業に携わる人には見えないちょっと派手なユウジさん。
今は趣味でダンスを地元の小中学生に教えているそうです。
これは怖い。生き馬の目を抜く芸能界。嘘か真か 真偽のほどはわかりませんが、いかにもありそうな話です。
別人かよって思うレベルの芸能人多いですから、あり得る話かと思ってしまいます。怖い((( ;゚Д゚)))
動画で聴くとまた違った印象で面白い
オサムニダ
面白かった!
気づいていないのか。我々は常にお前を監視している。
こわ
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