不可思議な出来事
投稿者:マイアミ (2)
「〇〇姉さん、私の子どもだよ…。わかっていて遊んでくれているんだよね?ありがとう…。」
そう言うと、シャボン玉が、辺りが見えないくらいに広がりました…。
意味が分からない私は、無邪気に喜んでいました…。
その様子を見て、祖母も母も、涙を流しながら、ありがとうを連発しています…。
後から来た母の姉も、話を聞いて、驚きながらも喜んでいました…。
その日の夜は、ずっと、シャボン玉に包まれて過ごしていましたが、いつのまにか寝てしまったようで、起きると、朝になっており、シャボン玉は一つもありませんでした…。
その年から、毎年、お盆の夜になると、祖母の家の玄関から、シャボン玉が入ってきていました…。
中学生になると、シャボン玉は見えなくなりましたが、なぜか、近くに誰かがいて守ってくれているような気がしていました…。
母にそのことを言うと、
「もう、中学生だから、言ってもいいかしら…。」
そのあと、こう言いました…。
「私には、2つ年上の〇〇っていうお姉さんがいたの…。小学1年生の頃に死んじゃったけど…。あなたがいつも遊んでいたあの井戸で水を汲みに行って、階段から落ちて…。あなたが小さいころに見たと言っていた夢は、昔、現実に起こったことよ…。そして、あなたが生まれた日は、〇〇姉さんの命日…。だから、あなたのことが気になって仕方ないんでしょうね…。気が合うのかしら…(笑)あなたを守ってくれていると思うわ。」
初めて聞いた話に、驚き、祖母が私をかわいがってくれているのにも納得がいきました。
それからは、あの井戸に行くたび、シャボン玉遊びが大好きだったという、〇〇おばさんのために、シャボン玉をたくさん飛ばしてあげています。
悲しくて切ない話ですね。
貴方自身優しい心の持ち主ですね。