邪念返し
投稿者:cocoro (16)
まず、最初に自分が受けている今日一日の陰気や邪念を浄化します。次に、気をためて、Eちゃんが受けている邪念をEちゃんと二人がかりで返すことに力を注ぎました。
初めての邪念を発する相手が分かった練習なので、大事な友達のために、そして、自分の修行のために、念入りに力を込めました。
何度も、Eちゃんが受けた邪念を吸い上げては、相手に送り届ける作業をし、仕上げは、二度とAちゃんの念が自分にもEちゃんにも来ないように、来ても浄化してくれるように守護霊さんにお願いしました。二人とも未熟なため、かなりの時間がかかりましたが、二人とも爽快感がありました。体がぽかぽか温かくなり、体中から気があふれ出てきます。疲れはありませんでした。私としては十分に力を発揮できたと思いました。Eちゃんも同じようでした。
その日はEちゃんも元気になり、軽く雑談をした後、研究室でそれぞれの研究をして、お互い帰っていきました。
次の日、研究室に行くと、元気そうなEちゃんが迎えてくれました。
今日はAちゃんはお休みだそうで、ゼミには来ていなかったそうです。次の日も来ていないので、連絡すると、なんだか体がしんどくて微熱もあり、体調不良で寝ているとのことでした。邪念返しが成功したようです。その次の日も体調不良で吐き気がして、食事もまともにとれないとのこと。Eちゃんと同じような症状がそっくりそのまま、いいえ、Eちゃんは熱は出ていなかったので、それ以上の状態になっていることが分かりました。
数年間のEちゃんの苦しみを少しは体感できたのではないでしょうか?
そこで、EちゃんはAちゃんの家にお見舞いに行くことにしました。Aちゃんにあって、おかゆさんを作ってあげて、ポカリとフルーツゼリーのお土産を渡して、こういいました。
『Aちゃん、大丈夫?何か、最近、変わったことした?風邪でもなさそうだし。これ食べて元気出してね!』
『そうそう、昔ね、知り合いの人がね、人のことを恨んで嫉んで、陰でその人の悪口ばっかり言っててね、原因不明の体調不良になっててね、ちょうど同じような感じだったんよ。
その人は、心の中でちゃんと謝って、反省し続けたら、だんだん体調もよくっなっていったらしいよ。なんか心当たりとかあったりする?ないよね?そんなこと(笑)。症状が似てたからゆってみただけ。』
Aちゃんは、ただ苦笑いして
『そんなことないよ。今日はありがとう。あとでおかゆいただくね。』というので
『じゃあ、帰るね~。早く良くなってね。』と、Eちゃんは、その場を後にしたのでした。
そして、次の日、Aちゃんはまだ休み。
仕方なく、Eちゃんと話し合った結果、お仕置きはこの辺までにして、返した念をすべて浄化してあげようということになりました。
Eちゃんは優しい子なので、罪悪感を感じてきてしまったようです。自分がなっていた以上の状態になっているので、かわいそうだと思ったらしいです。
私としては自分が数年間苦しめられたら、無意識でやったことだったとしても、もっと苦しんで罰が当たればいいとさえ思ってしまうのですが。。。自業自得だと思うのは私だけでしょうかね。
この優しいEちゃんに免じて、浄化してあげることにしました。二人で協力して。
研究室の一角で気をためて、二人で念じ一気に放ちました。どうか、Aちゃんが反省して、もう二度と邪念を送ってきませんように。こちらから返した邪念を浄化してあげてくださいと。
すると、次の日、未熟者の気功師2人の成果もあって、Aちゃんは熱も下がり、食欲も戻って、なんとか登校してきました。
Aちゃんは、昨日夢を見たそうです。自分の上に真っ黒い塊が覆いかぶさって、重くて息ができなくなり、もがいていると、まぶしい光のような強い風が吹いてきて、真っ黒い塊を包み込んで運んでいったそうです。その後ろに、ぼんやりとした意識の中、心配そうにこちらを見ているEちゃんの姿が見えたのだとか。
そこで初めて、気付いて反省したそうです。嫉妬してごめんなさいと。夢の中で何度も謝ったそうです。何でももっているようにみえたEちゃんが羨ましかったのだそうです。
自分がしていたことに気づいたAちゃんは、それ以来、邪念を送ってくることはなくなりました。
Eちゃんの円形脱毛症もすっかり良くなって、もとのきれいな髪を取り戻しました。
もちろん、気功の先生には内緒です。こんなことをしたと分かったら、きっと怒られていたでしょうから。
でも、まあ、先生は未来をなんとなく読める人だったので、私たちがこうすることが分かっていたのかもしれませんが。
念を返されたとき、自分の放った念は何倍にもなって返ってきます。返されなくても、自分がしたことは自分に必ず返ってきます。
自分に返ってこなくても自分の身近な大事な人に返ってきて、それを見て苦しむのだそうです。
私たちが未熟者だったから、そして、念を出したAちゃんが無意識に放ったものだったから、この程度で済んだものの、念を発した人間が本気で殺したいほど相手を憎み、そして、私たちが相当達者な気功師だったなら、こんなお遊び程度の話では終わらなかったと思います。
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