トンネルの恐怖

ぼくの住む田舎の山には昔から心霊スポットで有名なトンネルがありました。

そのトンネルは山奥にある池の近くにあります。

その池は昔遊女として捕まった女性が逃げだし山越えを出来なくてその池に身を投げたという言い伝えがありました。

だから、その池やすぐ近くにあるトンネルは心霊スポットとして有名でした。

ぼくが18歳の時免許を取り立てで行くとこがなくなったらよくそのトンネルに肝試しに行っていました。

その日も友達と肝試しにいきふざけて写真を撮ったりクラクションを鳴らしたりして遊んでいました。

車を駐車場に停めて歩いてトンネルのなかを歩いていてトンネルの出口まで行くと車が1台停まっていました。

その車はフロント側が壁にぶつかっている状態で停まっていました。

中を確認したら人の気配はなかったのでその場を離れようとしたら足元に首のない動物の死体が転がっていました。

怖くなって走って車に戻りエンジンをかけようとしたのですがなかなかかからずそれでも、必死になって鍵を回していたらエンジンがかかりました。

すぐに帰宅して眠ろうと思ったのですが長々寝付けずスマホをいじっていたら友達から写真のLINEがきました。

その写真はトンネルの中を歩いているときの写真でした。

もう一枚友達から写真が送られてきてその写真にはぼくの足元が丸くペンで囲われている写真でした。

囲われているところを見てみるとうっすらとですが女性の顔の様なものが写っていました。

あの事故車や首のない動物の死体と関係あるのかわかりませんがとても怖い思いをした体験でした。