ご近所さん
投稿者:きな粉もち (3)
短編
2022/08/28
05:09
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気を取り直して歩きます。
しばらく進んでいくと
終わりが見えてきました。
私の目の前には大きな廃ビル。
散歩する時はここが目的地になっています。
いつものように階段を登って
屋上の扉を開けました。
靴を脱いで落下防止の柵を乗り越えると
綺麗な夜景が下には広がっています。
私の体に当たる、涼しい夜風。
怖くて震えながらも最後の日課を終えました。
次の日の夜になりました。
いつものようにスマホと水だけを
カバンに入れて家から離れ、
散歩コースの方へと向かっていきます。
代わってください。もう嫌です。
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