僕の地元のテケテケ
投稿者:ふまじめ (3)
僕の地元には、昔から言われている話があります。
昔、学校給食のエレベーターに挟まれた女の子がいてその女の子は、病院に運ばれたが出血が酷く亡くなってしまったという話です。
よくある学校怪談話ですが僕は、小学生の時にとても怖い経験をしました。
その日、夕方遅くまでサッカーの練習をしていてサッカー部は、学校でも人気があって女の子が校舎が応援することも多かったです。
その日も4階の一番隅っこの窓から身を乗り出しそうなかわいい女の子が見ていて僕たちは、少し意識しながら練習していました。
良太君がボールを大きく蹴ると僕の頭を超えて校舎の方にコロコロ転がっていきました。
僕は、急いで取りに行ってふと、顔を上げるとその女の子が手を振っていました。
僕は、軽く手を上げてコートに戻り良太君にボールを返すと良太くんが【あの子かわいいよね】って言いました。
僕も上げた時にかわいいと少し思っていましたが【そうか?】って言うと良太君が【こっちにおいでって言ってる】僕が【は?】聞こえる訳ないと思っていると【ちょっと行ってみようよ】といい歩き始めました。
【やだよ】と言いましたが彼は、止まらず歩いて校舎に入っていきました。
まだ少し明るかったのに僕たちがあの子がいる4階まで上がると暗くて周りが見え辛くなっていました。
4階の非常ライトが切れかかっていてパチパチと点いたり消えたりしていました。
良太君は、怖くないのか【1番奥だったよな】僕は、少し寒気を感じていましたが止めることが出来ずにそのまま付いて行くと確かに一番奥の窓に乗り上げそうな女の子が見えました。
でも同時にとても大事な事に気が付いてしまいました。
その子は、下半身が無かったのです。
【おい】僕は、良太君を掴んで戻ろうとしましたが良太君は、【呼んでる】って言ってさらに近づいていきます。
僕は、必死で止めましたが止まらずに半分ぐらいの所で強引に良太君を掴んで戻ろうとすると女の子が近づいてきました。
そうなんです。彼女は、手で歩いて来たんです。
それからぼくは、必死に階段を飛び降り良太君と学校の校門まで逃げてきました。
良太君【どうしたの?】彼は、前後の事を全く覚えていませんでした。ぼくは、見たくないのにどうしても校舎の方に目を向けると4階のあの窓にこっちを見てる女の子がいました。
本当は、この話をしたくなかったんです。
良太君は、翌日、交通事故で亡くなってしまったから。
本当に、出てきてしまうんじゃないか?と思うと、作者の思いが伝わってきているところがすごいって思いました。
面白い話なのに、脱字がひどくてもったいない!笑