Fの助手席に居たのは
投稿者:くんまー (1)
友達のFが体験した話。
僕はFと飲みに行く約束をしていました。
先に着いた僕は、Fを待っていました。しかしFは、約束の時間よりも1時間程遅れるということでした。
そしてFが到着。僕は、驚きました。Fは顔色が悪く様子がおかしいのです。どうしたかと聞きましたがFは、話すのを拒みました。しつこく聞く僕にFは、渋々話し始めました。
その日Fは、馴染みの美容院に行ったらしいです。美容院には、予約していた時間よりも15分程早く着いたらしくまだFの前のお客さんが居たため店の前に車を停車させて待っていました。その時店員のAさんがFに気付いたらしく、店の中からFに会釈しました。
そして、またFの前のお客さんの髪を切りました。Fは、会釈を返し車でたばこを吸っていました。
そのうちFの前のお客さんが終わったためFは、入れ違いで入店し、髪を切ってもらい始めました。
何気ない会話をしているときにAさんが、「隣に居た子彼女ですかー?」とFに聞きました。
Fは隣に居た子ってと思い、ちょうどその時彼女もいなかったので「彼女いないですよ。隣に居た子って誰ですか?笑」と言いました。
Aさんは「いやいや、さっき助手席に居た女の人ですよ!あんまりちゃんと見えなかったですけど茶髪で髪長めの子ですよ?」と。
Fは、Aさんとは付き合いが長いのでお互いよく知ってるのですが、そんな冗談を言ったりはしない人なので冗談だとは思わなかったそうでもしかしてと思って聞いてみました。
「Aさん、おばけでも見たのではないですか。霊感とかあったりしますか?笑」少しおどけた感じで言いました。
そしたらAさんが「いやぁ、ちょっとだけあったりするんですけどおばけって感じではなかったですよ。でも本当にFさん1人で来られたんですもんね。」
「本当に1人ですよ。見えるならおばけだったんじゃあないですか。怖くなってきましたよ!」
「すいません。後で一緒に車まで見に行きますから。絶対大丈夫ですよ。」
そう言ってカットが終わったあとに2人で車を見に行くことになりました。
そして、カットが終わり清算した後、2人で車の方に向かいました。
その時救急車のサイレンの音が聞こえてきました。店の前の道路を向こうからこちらに向かって走って来ているようでした。だんだん音が大きくなり近づいてきました。そのまま通り過ぎるのかなと思い救急車を見ていると、ほぼ店の前でその救急車は、止まりました。店の横にはマンションがあるのですがそこから要請があったようで、救急隊員がマンションの中に上がって行きました。AさんとFは、しばらくその様子を見ていました。3分程で救急隊員がストレッチャーを押して出てきました。隣のマンションなのでその光景は、はっきり見えたそうです。そしてAさんとFは心臓が弾けそうなほど驚いたそうです。
そのストレッチャーに乗せらていた人。茶髪で髪の長い女性だったのです。
Fは、恐る恐る聞きました。
「もしかして、、助手席にいたって人ってのは、、」
「はい。あの人です」
怖くなったFは車をお祓いに持って行ったそうです。
その後も恐怖心はとれず気晴らしに飲みの約束に来たのですが、車には乗れずバスと電車を乗り継いできたために遅刻したそうです。
聞くところによると女性の魂が行き場を無くして、ふらふらしているうちにFの車に乗り込んだそうです。完全に体から魂が抜けて離れて行ってたんではないかと。女性の安否は、わかりません。
ぢゃ が気になって全然集中できん
怖い話の雰囲気ぢゃなくなってる
上コメに全く同意で、登場人物全員が完全にギャル男になっていて、心霊に対する緊張からの「ぢゃ」による緩和で笑ってしまうww
著者も一人称が僕なので男性だと思うんですが、そこが話の齟齬になってしまっている(女性なのに男性目線で書いているという嘘から話も嘘なんじゃないか?と思えてしまう)のが残念
ただ、内容自体は怖い。心霊現象の内容はとても素晴らしい
最後に、「ぢゃ」って言う文字を初めて入力するんだけど抵抗感というかストレスがヤバい
逆に「ぢゃ」がどこに出て来るのかが何度読んでも分からなくてそれに震えております…なにか違う世界線にでもいるのでしょうか…震
記事が作者さんによって手直しされる前の世界線じゃない?
なるほどー!これ直せるんですね!なんだかとってもスッキリしました。ありがとうございます!