僕が20代の頃、一人旅をしにシンガポールへ行きました。
宿泊場所として選んだのは、中心から少し離れた5階建てのホテルでした。
外観は古く、1泊2500円で安いのが魅力です。
部屋へ入ると、ベッドやテレビなど最低限の備品はあります。
昼間、街を観光した後、深夜ベッドで寝る事にしました。
30分ぐらい経った頃、ドアが開く音がします。
「ガチャン。」
音に気付いた僕は、ドアの方に目をやると誰もいません。
しかし、確かに誰かが入って来た気配はします。
「気のせいかな?」
と、思った僕は再び眠りにつきます。
数分後、テレビの方から、
「バリーン。」
と、何かが割れる音がして来ました。
僕は、テレビの方を見ると、床に飲んだジュースの缶が落ちています。
缶を台に戻すと、僕はベッドで部屋の様子を見る事にしました。
何もないと思った僕は、再び寝る事に。
すると、今度は窓のカーテンが音を出して急に動き出しました。
「バシャバシャ バシャバシャ。」
窓は開けていなく、閉じているはずなにカーテンが勝手に動きます。
「この部屋に誰かいる?」
と、僕は怖くなってきたものです。
おそらく、ポルターガイスト現象と思われ初めての体験です。
結局、朝までほとんど寝れず次の日ホテルを後にしました。
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