学校の七不思議
投稿者:プラム (25)
私の学校は創立100年を超えた小学校でした。
私が入学したときにはすでにボロくて、外壁も亀裂が入っていたりしていましたが、生徒の人数が多いマンモス校でした。
学校には図書室があるのですが、その図書室では子供が読めるホラーの本は1冊しかありませんでした。
とても人気が高く、見つけ次第借りないとしばらく読めません。
なんせマンモス校なので生徒の人数が多いんです。
自分は休み時間にたまたまそのホラー本を見つけました。
本をペラペラめくると7不思議の解説や、心霊、都市伝説などを載せてある本でした。
特に印象深かったのは、首無しライダーが記載されていたことでした。
1990年後半には首無しライダーは世間に浸透していたことになります。
そこで私は、自分の学校の七不思議を探してみることにしました。
先ほど記述しました通り創立100年は経っている学校です。
七不思議の一つや二つは見つかるだろうと、生徒のみんなに聞き込みをしました。
その中で一つ不思議な話を聞きました。
私の学校では校庭にブランコが4つあるんですが、そのブランコの左から2番目の所で昔、大人が首吊り自殺をしたという事でした。
そしてその首吊りした首が隣のブランコに飛んだというものでした。
そしてその左から2番目のブランコを漕ぐと、みんな怪我をするという七不思議でした。
私はその話を聞いてから、さっそく周りの友達に話してみんなでブランコで遊んでみました。
その中で私の七不思議の話を聞いていない生徒が、左から2番目のブランコを漕いだ途端、ブランコから落ちて怪我をしてしまいました。
もちろんみんなパニックでワーキャー大騒ぎになってしまい、学校中に七不思議が広まってしまいました。
今思えば怪我したのはただの偶然かもしれませんが、都市伝説や七不思議と言うのは実際に起こった事件じゃなくても、人の信じる気持ちや思い込みが七不思議や都市伝説を本当にしてしまうのではないかなと感じた体験でした。
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