入院していたはずの父
投稿者:一八 (66)
短編
2022/04/12
02:35
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友人から聞いた怖い話です。
知り合いにAさんという男性がいて、父親が大病で入院していました。
医師から、父は「余命2か月」と伝えられその後亡くなってしまいます。
ある日、Aさんが家にいると、父が寝ていた部屋にある引き出しが気になります。
開けて見ると、父の写真がありました。
どこかに旅行に行った写真らしく、友人たちと写っています。
しかし、父をよく見ると、片足がありません。
よくある心霊写真のように、片足が全く写っていない状態です。
日付を見ると、8年前ぐらいでした。
その父は、大病になったのが約1年前で片足を切除する事になりました。
病気を合併して、壊疽を起こす危険から切除したそうです。
写真を見たAさんは、片足に何か偶然を感じました。
また、ある日、父が入院して亡くなる1日前にAさんは不思議な体験をします。
Aさんは、夜家にいてリビングでテレビを見ていました。
すると、父の部屋からテレビの音が聞こえて来ます。
母は、風呂に入っていたため父の部屋には誰もいません。
Aさんは、父の部屋へ行くと、そこには真っ暗の中父が座ってテレビを見ていました。
「お父さん。」
Aさんは、驚き名前を呼ぶと、父は
「元気か。」
と、Aさんに声を掛けてパッと消えたそうです。
風呂から上がった母に伝えると、驚き「幽霊だ。」と笑っていました。
次の日父は病院で亡くなりました。
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