奥多摩の老婆

大学生の時に友人と心霊スポット巡りをしていた時の心霊経験です。

関東近辺の有名な心霊スポットに定期的に出向いており、奥多摩に行った時のことです。

奥多摩はカーブの多い山道でいわゆる走り屋が多くいるため、事故もよく起きる場所であることから心霊スポットと言われています。

深夜2時頃に、ネットで見つけた「奥多摩ロープウェイ」という心霊スポット近くの空き地に車を止めました。

奥多摩の奥地であるため、お店や家など人工的な建物は何もない暗い場所でした。

奥多摩ロープウェイへ行くために山道を歩いていると、推定80歳ぐらいの杖を付いた老婆が道路の真ん中を歩いていました。

老婆が深夜に山道を歩いている点、走り屋が多い山道で道路の真ん中を歩いている点など不気味に感じましたが、挨拶を交わしました。

奥多摩ロープウェイ付近は地図で見ると、まさに山中であの老婆は一体どこに行くんだろうかと友人と議論していました。

そのまま答えが出ることはありませんでしたが、家も何もない山道で、道路の中央を深夜に歩いていたことの不可解さを考えるとあの老婆は幽霊だったのではないかと思います。