キャンプ中…森で遭遇した謎のUMA
投稿者:希子 (19)
知人から聞いた話です。
彼は若い頃、北米で働いていました。友達と自然公園でキャンプをしていた時に、変なものを見たと言います。用を足しに森の奥に行ったAさんが帰らないので、知人ともう一人Bさんが様子を見に行った所、大きな木のかげに隠れるようにしているAさんを見つけました。
「しっ、静かに。あの、向こうの木立の間を見てごらん」
Aさんに言われて目をこらすと、大きな動物が、もぞもぞと動いているのがわかりました。夕暮れ近くであたりは薄暗く、それが何なのか3人にはさっぱりわかりません。
Bさん「グリズリーだったらどうしよう!?」
Aさん「いや、この公園に熊はいないはずなんだが…」
3人は半ば怯え、半ば好奇心でその動物を見つめていたのですが、しばらくたった時、急にそれが『立ち上がった』のです。
これまで全く聞いたことのない鋭い叫び声でそれは鳴きました。3人の存在に気付いて、威嚇をしたようです。3人は飛び上がり、慌てふためいてキャンプを組んだところへ走りました。そのまま他のメンバーを説き伏せて、逃げるように公園から立ち去ったのです。
私がUMA好きと知って話してくれたこの知人は、その時「それ」から漂っていた獣じみた悪臭を、何十年たった今でも忘れられないと言いました。
「後から、北米にも雪男みたいなのがいるって知ったんだけど。でも僕がいた所は、そんな噂なんか全くない田舎の土地だったんだけどねえ…」
ビッグフットの分布がとても広範囲に及んでいる事を彼に伝える事で、遠くなった思い出から怖がらせてよいものか…と、私は内心で悩み、とうとう言いそびれてしまいました。
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