インビジブル・ストーカー
投稿者:ぴ (414)
ニュースでそのような事件が多発している時期でもありましたし、本当に怖かったです。
いつか本当に命に係わる怖い目に合うんじゃないかと気が気じゃなかったです。
ただ彼は私がストーカー被害にあっていると警察に相談したら、ぱたりとそれを辞めました。
私はやっと諦めてくれたかと安心して過ごしていました。
私が再びストーカー被害に遭うようになったのは、この彼と別れて2年ほど経過した頃だったと思います。
もう彼のことなんてすっかり忘れて、就職していました。
仕事は楽しくってしょうがなく、毎日が充実していました。
その頃は付き合っていた1歳年上の前の彼氏とも別れて、年下の彼氏がいました。
もう既に男性への価値観はすっかり変わってしまっていて、年下とお付き合いするにまでなっていました。
その彼とデートをした帰り道に、久しぶりにストーカー被害に遭ったのです。
駅から家まで歩いて10分ほどのところに住んでいたのですが、その間にまた後をつけられました。
私が歩いていたら後ろから「ぺたぺた」と足音がするのです。
私がおかしいと思って足を止めると、音が止まります。
でもまた歩き始めると、「ペタペタ」という音がついてくるのです。
怖くって怖くって、私は途中でマンションまで走って帰る羽目になりました。
翌日もその翌日も、私は同じようなストーカー被害に遭いました。
「ペタペタ」という音がまたとても不気味で、まるで裸足で歩いている音みたいなのです。
あまりに怖かったので、私は彼氏に相談しました。
するとすぐに彼が「今日駅まで迎えに行く」と言ってくれました。
一時は一安心したのですが、なんとその日付き合っていた彼が急な用事で来れなくなりました。
てっきり守ってもらえると思っていたので、また一人で帰ることになったことが、とてもショックでした。
駅を出てしばらく悩んだのですが、怖くなったので私はタクシーを呼ぶことにしました。
タクシーはすぐに到着し、乗せてもらえてほっとしたのです。
ただこのタクシーの運転手はずっとおかしかったです。
タクシーの運転手は壮年の方だったのですが、私が乗り込んでもなかなか発進せず、なんだか一人でぶつぶつ言っていました。
私が家までの道順を言うと、少し時間を置いて発進し、しきりにちらちらミラーで私を見てるんですよね。
「どうかしたんですか?」と聞いても、答えてくれずに、すごく青ざめた顔をしているのです。
そしてタクシーが止まったと思って運賃を支払って降りようとしたら、「ちょっと待って」と言われたのです。
「お客さん、さっき一人で乗りましたか?」と言われて、なんだか鳥肌が立ちました。
「どういう意味ですか?」と聞いたら、「もう一人いませんでしたか?」と聞かれ、さらに鳥肌が立ちました。
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