ウミカクシ 海上の恐怖と街の伝承
投稿者:イエティ (51)
長編
2022/01/05
12:42
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海上の恐怖はやばい。
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と、ここまでは年末に書いた話。
正月休みでPCに触れていない間にこの話に進展があったんだ。
釣りから2週間ほど経ち、年末年始に再度地元に帰ってきたときのこと。
大晦日、家族と親戚と昼から宴会が始まる。
18時ごろ、俺は某格闘技が見たくて茶の間を離れる。
俺の部屋に行き、一人で格闘技を楽しんでいた。
俺以外は紅白かゲームだから格闘技見てられないんだよね。
少しすると、1階から誰か人が来る音が聞こえた。
ガラガラっと俺の部屋の扉を開け、「よう」と不愛想に言った。
その人は祖母の弟の息子にあたる人だ。
母親の従兄弟ってことになるのかな。
近所で漁師をやっていてHの家族とも親交が深い。
が、俺はそこまで仲良くしゃべった記憶はない。
いちいち母親の従兄弟って書くのはめんどいから、呼び名であるケンさんと書く。
ケンさんが見たいのはメインだから最後の試合だ。
俺はここから数試合、仲良くもないおっさんと観なきゃいけないのか…と正直落胆していた。
「海隠しに逢ったって?」
急なワードに理解が追い付かなかった。
聞いた感じ、海+神隠しで海隠し?
俺らがHの家族に話したからケンさんもそこから知ったのだろう。
「知ってんの?」
そう聞くと、昔の話をしてくれた。
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