介護施設にいる“何か”
投稿者:みりん (9)
怖いかどうかは分かりませんが、私が昔介護施設で働いていた時に体験したことを投稿します。
私の勤務には夜勤も含まれていました。
夜勤では交代で休憩をとるため、一人で見回りをしなければならない時間がありました。
何度もトイレに行っている利用者さん、眠れないと廊下を車椅子で進む利用者さん等、夜中といえども皆が寝ているわけではありません。
人影を見たら状況確認にいかなければなりません。
しかし人がいたと思っていたのに誰もいないことが多々ありました。
視界の端に影のような“何か”がうつることもありました。
慣れているので怖いとは思いませんでした。
もしかしたら目が疲れているのかなと思っていた程です。
しかし、一度一人で見回り中にお鈴の音をはっきりと聞いたことがありました。
確かに個室の方の中には仏壇を置いている方もいましたが、そのエリアにはそういった方はいませんでした。
その晩一人の方が亡くなりました、お鈴の音を聞いた2時間後です。
特に仲良くしていた方ではありませんでしたが、知らせにきてくれたのでしょうか。それとも他の“何か”の仕業だったのでしょうか。
夜中でなくても不思議な体験はありました。
無人の部屋からコールが鳴ったのです。
人が亡くなったばかりの部屋でした。
夜の7時頃だったので、聞いた職員は多数いました。
部屋を確認しに行きましたが鍵がかかっていて、中は無人でした。
コールの誤作動が起きるような状態でもありませんでした。
その部屋に次に入った利用者さんが、壁に黒いのがいっぱいいると言っていました。
私達には見えていません。
その利用者さんはしばらく言動がおかしくなっていました。
前の利用者さんは突然死していて、まだ死んだことが分からず自分の部屋に入ってきた他人を追い出そうとしているのかと職員同士で話をしていました。
私の勤めていた介護施設は、人が亡くなることが少なくありませんでした。
私以外にも不思議な体験をした職員や利用者さんは、まぁまぁいたようです。
一体あの施設には“何か”がどれくらいいたのでしょうか。
自分ははっきり見える体質ではなく、本当に良かったと思っています。
見えていたら仕事にならないかもしれませんからね。
介護系の施設は本当に色々ありそうですね