姉妹の元に訪れた少年

いつもと違う状況と更に妹とした話が頭をよぎり、不安になっているうちにひどい耳鳴りが。

やばいやばいなんかやばい！でも動けない！！と半ばパニックになっていると

視界の隅に何かが見えて汗がぶわっと吹き出ました。

その途端パッと体が楽になったので飛び起きてリビングに走りました。

その後妹の部屋へ行き、すやすや眠る妹の顔を確認してからリビングへ戻りました。

その日は電気とテレビを付けてリビングで寝ました。

翌朝、母親に起こされ何でリビングで寝ているの？と聞かれたけど

母に心配をかけないように寝苦しかったとだけ伝え、仕事へ向かいました。

職場の先輩に金縛りの相談をすると

「仰向けになって手を胸の上に組んで寝ると金縛りにあいやすいって聞いたことあるよー」と

有益な情報を教えてもらい、これからは絶対横向きで寝ると決意しました。

仕事を終え家に帰り、妹にさり気なく昨夜の話を聞くと妹は何も問題なかったと答えました。

そうかそうか！と、2人とももうその話には触れず他愛のない話をしてそれぞれ部屋に戻りました。

私と妹が同時に金縛りにあったことは偶然なのか。

やっぱりただのストレスだったのかな？

そもそも仰向けで寝てるからか？

でも昨日視界の隅にいたのは何だ。

考えれば考えるほど分からない。

もう寝るのが怖い！でも寝なかったら仕事に支障をきたす。

どうしたって寝ないわけにはいかないので、ベッドに入り出来るだけ何も考えない様に眠りにつきました。

その夜、ふと目が覚めてしまい、まだ外が暗いことを確認して

また眠りにつこうとしていたら近くで誰かの声がしていることに気が付きました。

ん？こんな時間に誰が話してるんや？と思い少し耳をすましていると

その声は子どものすすり泣く声に変わりました。

妹かな！？怖い思いしてるんか！？と思い動こうとした途端、またズンと金縛りに。

同時にものすごい耳鳴りが。しかもものすごく低い耳鳴り。

キーンというよりもグワアアアンって感じ。

耳鳴りがすごいのと金縛りと聞こえてくる泣き声でもうパニックで