姉妹の元に訪れた少年
投稿者:月見 (1)
必死に動こうとしてたら自分が仰向けで寝ていることに気が付きました。
先輩に教えてもらって早速横向きで寝ていたのに!
寝ている間に寝返りをうって仰向けになったんか!?
いやや!怖い怖い怖い!!
そんなことを考えながらも逃げようと動こうとしていると
すすり泣きが聞こえてくるのが自分の左上、枕元だということに気が付きました。
え、と思うと同時に左上に目を向けてしまいました。
そしたらそこには裸の小さな男の子が体育座りをしていました。
ひどく細くてすごく白い男の子でした。
怖いと思いながらも目が離せない。
私の体は一向に動かない。
自分の呼吸が荒くなるのを感じました。
その子はその姿勢のまま泣いていて動かない。
でもこのままじゃ絶対にダメだと思い、必死に動こうとしました。
するといきなりパッと体が軽くなり私の体は金縛りが解けて自由になりました。
すぐさま部屋を飛び出して恐怖のあまり両親の部屋へ飛び込みました。
両親は何事だと飛び起き、パニックになった私は母親にしがみ付き
今しがた自分の身に起きたことを説明しようとしました。
その瞬間妹の部屋のドアが勢いよく開き、私に続いてパニックになった妹が飛び込んで来ました。
私と妹は何も言わなくても同じことが起こったのだとすぐに分かりました。
私達は落ち着いてそれぞれ自分の身に起こったことを両親に説明しました。
妹は、金縛りにあったと思ったらひどい耳鳴りがして
視線を感じたからぱっと横を見たら、
ものすごく笑顔の男の子が立ったまま妹を見ていた。
怖くて、どっか行って!って頭の中で思ったら、男の子はいなくなったけどなかなか動けなかった。と言っていた。
その日から当分両親と妹と私の4人で川の字になって寝ることにし、
私も妹も金縛りにあいませんでした。
そして私の休みの日に家族みんなでお祓いに行き、
家族仲がよろしい様で怖さと共にほのぼのします(笑)
ちなみに私は横向きに寝ても横向きのまま金縛りにあます。つい先日も…