姉妹の元に訪れた少年
投稿者:月見 (1)
これは私が20代前半の頃のお話です。
当時私は両親と妹と一軒家に住んでいました。
仕事を始めたばかりの私は、
環境に慣れることや仕事内容を覚えることなどに忙しく、
朝起きて仕事に行き帰ってご飯を食べて寝る、その繰り返しの毎日でした。
そんなある日、いつものように寝ていると金縛りにあいました。
え!なにこれ!起きているのに動けない!でも目開けれる!いや、夢なのか!?
といろいろ考えているうちに
金縛りは解けてハッと息を吸うように飛び起きました。
その時は恐ろしいと思うよりもこれが金縛りかと少し感動する程度のものでした。
しかしその日を境に毎日のように金縛りにあうようになりました。
ストレスのある人はよく金縛りにあうという話を聞いたことがあったので
私はたぶん仕事のストレスやなーぐらいの軽い気持ちで考えていました。
でも、初めのうちはただ体が動かなくなり、しばらくするとそれがなくなる。といった金縛りだったのに、
だんだんと金縛りの時間が長くなり、更に耳鳴りなどもするようになってきました。
さすがの私も何かこれやべぇぞ、、、と思ったので4つ下の妹に
「なんか私最近金縛りにあうんよなー」と軽く話すと
妹が真顔になり「え、私もなんやけど」とぽつり。
2人で顔を見合わせて少し黙った後、なんだか怖くなったので
お互いそれぞれの金縛りがどんなのだとか少しふざけながら笑い話にしました。
その時の妹の話によると金縛りにあうけれど、特に害はない。
でも耳鳴りがすごい時があるとのことで状況は私とほぼ同じでした。
まさか私と妹が同時に金縛りにあっているなんて、いよいよストレスだけが原因ではないのでは!?と考え始めました。
その日の夜、金縛りのことを考えないようにしながらベッドに入り眠りにつきました。
するとまた金縛りにあいました。
ところがいつもと違ったのが、金縛りにあう!と直前に分かったこと。
あ、私今から金縛りあう!!と思ったらズンと体が重くなり動けなくなりました。
家族仲がよろしい様で怖さと共にほのぼのします(笑)
ちなみに私は横向きに寝ても横向きのまま金縛りにあます。つい先日も…