幽霊にお弁当をバカにされた話
投稿者:ミシェル (5)
高校2年生の冬 深夜までラジオを聞いていてそのまま知らないうちに寝落ちをしてしまいました。
そしてその時にかなしばりに合いました。
寝返りをうとうとしたけど動かず、目を開けると明らかに夜。首を動かそうとしても動かない、手や足も上から押さえつけられてるような感じでピクリとも動かない。
この頃かなしばりは頻回にあったので、「今日もか….」と思い目を閉じたら遠くの方からクスクスと笑う女性の声が聞こえてきました。明らかにいつもとは違う状況。
最初は1人で私を嘲笑うような笑い方で「クスクス、クスクス」と遠くの方で笑っている。すごくイライラするが、体が全く動かない。声も全く出ない。
その声は段々と近づいて来て最初はクスクス笑う感じだったのがどんどん大きくなり、「あははは」と爆笑している。
1人だった声は複数人の声になり、最初女性だと思っていた声もどんどん低くなり男性のような声に代わっていく。
耳元まで来てゲラゲラと笑う声にイライラと恐怖が入り混じったなんとも言えない感情になり、「あーこれ終わった。もうダメなやつかも」と心臓がバクバクし始めて自分はどうなるのかと考えていると、耳元で「あははははははは。お前の弁当不味そう」と言うのです。
思わず私は「食べてねーのにうっさいわ!!!!」と夜中に叫び体を起こしました。今まで金縛りにあって動けなかったのが嘘みたいに勢いよく。
起き上がった後は声も聞こえずただ、心臓がバクバクと脈打っていて、息も上がっていて夢なのか現実なのかはわからない気持ちでしばらくぼーっとしてると、私の声が聞こえたと母親が部屋にきました。「とりあえず大丈夫」と声をかけて寝ました。
翌日、いつも通りにお弁当を受け取り学校でその話をすると同級生がケタケタと笑いながら「そのお化け、目ぇ腐ってんね。お弁当めちゃくちゃ美味しそうだし、実際美味しいじゃんね」と一緒に話をしながら昼食を食べました。
うちの母親、小料理やったら良いと周囲に言われるくらいの料理の腕前。思春期だから「美味しい」とか「ありがとう」なんて言えなかったけど、本当にご飯は美味しい。
食べてないのに文句を言うのは納得いかないがすごく不思議な体験でした。
なんかわろた
微笑ましい
今度出てきたら、「このバカ舌幽霊が!霊界でろくな物食ってねえんだろ!」って言ってやれ。
幽霊さんが食べたかったのでは、食べたくても食べられないからバカにしていたとか┅。
そう人も実際にいる、自分が不幸だから幸せな家庭を恨む人も居るそれと同じ類の幽霊さんかも?