メッセンジャーの恐怖体験
投稿者:レイレサ (64)
私がインターネットをやり始めた頃のヒトコワ体験です。
あれは、15年近く前だったと思います。
友達募集の掲示板にて「MSNメッセンジャー友達を募集します」という書き込みを見つけた私は早速登録することに。
相手は30代の販売業の男性でした。
当時の私はネットに慣れてなかったことと、単純にネット上で誰かとコミュニケーションを取りたかったことで、相手の年齢や性別は全く意識せずに友達探しをしていました。
初めてメッセンジャーをやる日が来たんですが、何か違和感を覚えます。
メッセンジャーで名乗る名前に違和感がありました。
名前がないのです。
メッセンジャーのアドレスをそのまま名前にしているのです。
私は相手をどう呼べばいいのか分からずに「ハンドルネーム教えていただけますか?」とメッセージを送信したんですが、相手からの反応はなく、淡々と会話を入力されています。
名前を教えてもらえずに、ただ相手とメッセージのやり取りをする・・・少しおかしな感じのやり取りが数日続きました。
会話自体はそれほどおかしくはないのですが、ハンドルネームがない状態でのやり取りは少し不気味に感じました。
ある日のことでした。
男性から「お付き合いされている方はいますか?」とメッセージが送られてきました。
私は「知り合いで気になる異性はいます」と答えると、男性は少し寂しそうな感じで「そうですか・・・」と返事が返ってきたのです。
それから数日は相手からメッセージは来ませんでした。
ネットでの出会いを期待していた人なんだろうか?と思い、深く気にしないでさらに数日が経ちました。
再び男性からメッセージが届きます。
友達として仲良くして欲しいという内容でした。
もちろん、私は男性に「いいですよ」と返事しました。
それから何日も経ち、私は以前から気になっていた知り合いの異性と喧嘩をしてしまい、一方的に縁を切られてしまいました。
あまりにも悲しくて悲しくて、誰かに話を聞いてもらいたい一心でメッセンジャーを起動しました。
すぐに男性が私にメッセージを送信してきたことで、私はモニターの前で涙をポロポロこぼしながら気になっていた知り合いと喧嘩別れして辛いことを告げてしまったのです。
男性からは「僕がいるから大丈夫だよ」と何度も言われたんですが、私は知り合いへの気持ちがまだ消えてなかったことで「ごめんなさい、私は誰とも付き合えません」と言ってしまいました。
男性は急に豹変します。
「僕とは口も聞いてもらえないんですね、もういいですよ」
少し怒ったような感じのメッセージが届いて、その日のやり取りは終わってしまいます。
急な展開に少し驚いてしまったんですが、どうしようもないのでその日はメッセンジャーを起動するのはやめました。
次の日にまたメッセンジャーを起動しました。
目的は別のメッセ友達とメッセージのやり取りをするためです。
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