私の地域にある某宗教の怖い話

私には幼稚園の頃から仲良くしていたＡちゃんという友達がいました。

幼稚園から小学生になってもずっと、Ａちゃんとはお互いの家を行き来したり、休日も一緒に遊んでいました。

しかし、小学校高学年になったあたりから、Ａちゃんの態度が急に変わりました。

私を小馬鹿にしたり、何かと私の欠点やおかしな行動を見つけては笑うＡちゃん。

彼女はそんな性格じゃなかったのにという気持ちから、もう集まって遊ぶことはなくなりました。

やがて中学生になった頃、私の住む地域に個人活動での宗教団体があること。

その宗教にＡちゃんの家族が加入していることを母から聞きました。

中学２年生で同じクラスになったのですが、「次の土曜日空いてる？教会で運動会があるから来て。」と毎日毎日しつこく誘ってくるように。

「私は運動できないし、家にお祖父ちゃんもいるから行くのが難しい。」と言うと。

「運動できなくても良いし、お祖父ちゃんにも来てもらって。」と言うＡちゃん。

さすがに８０歳を過ぎたお祖父ちゃんを呼ぶなんてと思い、その日は塾を理由に断りました。

中学を卒業し、高校に入学してからも駅でＡちゃんと再会すると。

「コンサートがあるから来て。」と追いかけてくる始末。

ロータリーに迎えの車が来ていたため逃げられましたが、徒歩だと逃げられなかったように思います。

部活も入らず、熱心に宗教を信仰していたＡちゃん。

聞いた話では、小学校高学年からその宗教に目覚め、休日はずっとその活動に参加していたとか。

勝手に人の家に不法侵入して勧誘をしたり、押しかけがあることで以前から問題になっていたことだけは知っていたその宗教。

Ａちゃんの優しかった性格を知っている分、宗教はここまで人を変えるんだなとかなりの恐怖を感じました。