熱海の花火大会の日に見た恐ろしすぎるもの
投稿者:ゆん (7)
主人との思い出の場所にたまに良く行っていた頃の話です。
彼との思い出は熱海の毎月やっている花火大会を良く見ていたことで、娘が生まれてもたまに見に行っていました。
その頃は神奈川県に住んでおり、中々遠い距離でしたが、長距離運転とドライブ好きの主人はわざわざ調べて行ってくれました。
その日もわざわざ日にちを調べて連れてきてくれました。前日の夜から出発し、仮眠を取りながら熱海へ。私がお気に入りの神社、来宮神社にも連れて行ってもらいました。
しかし、その来宮神社でちょっとした異変がありました。その神社に着き、鳥居を潜ると何となく以前とは違った違和感がありました。人が多かったのもあったと思います。以前の清らかな気持ちのいい雰囲気が何となくその時より薄く感じました。
そして主人も何かを感じたのか、「ここ、初めてくるけどいつもこんな感じなの?」と何度も聞いていました。私は「こんな感じだよ。」とお守りを買い、参拝を済ませました。
一通り熱海を観光した後、また少し主人が仮眠を取りました。すると程よい時間になり、花火を見て「綺麗だね。また来ようね。」と約束をして帰りました。
その帰り道での出来事です。
熱海の坂を登っていると、突然主人がスピードを上げて急ぐようにバスを追い抜きました。私は前をぼーっと見ていたので急な出来事に驚きました。「なに?どうしたの?」と何度聞いても無視の主人。少し顔が青ざめていたと思います。
坂を降って大きな道りに出るまでずっと黙っていました。私はもう一度、「どうしたの?」と聞きました。娘も乗っているのでなるべくスピードなどの運転には気を付けていたはずの主人。
すると、「バス、見てたよね?」と言われましたが、「あー、回送バスね。普通のバスだったよね?」と返すと、「あのバスのカーブミラーに首を吊った男の子がぶら下がってた。だから必死で逃げてきた。」とぜーぜーしながら言っていました。
たまたま見えたのか、神社での違和感がそう言ったものを連れてしまったのか謎ですが、聞いた私も見た主人も怖い思い出となった休日でした。
神奈川県から熱海だと遠い所でも車で2~3時間だと思われます。
バスに付いてるのはサイドミラーですかね?