実家の不気味な一室での怪異
投稿者:京 (2)
これは僕が学生の頃の話です。
僕の実家は木造で築50年以上の少し古めの家です。
4LDKのごく普通の家なのですが、
昔から、不思議なことがよく起こる部屋が一室あるのです。
僕には3歳年上の姉がいるのですが
その部屋は僕が中学生の頃は姉が使っていました。
ある日リビングでテレビをみながらごろごろとしていると
ドドドッと姉が半泣きになりながら部屋から飛び出してきたのです。
何事かと家族みんなで驚いていると、
部屋の操作などしていないはずのテレビの電源が勝手について
女の人の笑い声が聞こえたと話していました。
それ以来、姉はその部屋で勉強中に手を触られたなど
寝ているときに枕元まで子供が走ってくる足音を聞いたなど、
色んな心霊体験をしたとよく話していました。
その頃の僕自身はその部屋に入ることもなかったせいなのか、
そういった経験をすることはありませんでした。
しかし、姉があまりにも不気味がるので、
僕の部屋と姉の部屋を入れ替えることになりました。
部屋の入れ替えをしてからしばらくは
おかしな現象もなく平和に過ごしていました。
そんな姉の心霊体験も忘れかけていたある日のことです
親兄弟が外出中で、家に一人っきりの時にそれは起こりました。
僕が部屋で勉強をしていると
しっかりと閉めていたはずの部屋の扉がひとりでに開いたのです。
最初は風かなにかで勝手にあいたのかな?
それくらいに思い扉を閉めました。
しかし、しばらくするとまた扉が勝手に開いたかと思うと
ドドドッと足音が聞こえて子供の笑い声が聞こえたのです
人影のようなものも確かに見ました。
さらに部屋にあった何年も巻いていない
オルゴールが鳴り始めました。
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