——夜の僕——
いつからなのかな?
少し肌寒くて暗い所に居るのは。
虫の鳴くような音のする所に居るのは。
ここは、朝が来ないようだ。
だけどある日、朝がやって来た。
そこには二人の警察官が居た。
眩(まぶ)しくて、暖かい。
「なんて事だ……」
『冷凍庫に男児の遺体が入ってるぞ』
——警察官——
間戸蓮菜(まどはすな)の眼球を見つけ、他にも何か無いか家宅捜査を進めていた時、ふと冷凍庫から薄っすら異臭が漏れていることに気が付いた。
冷凍庫からはウィーン、という音が聞こえる。
冷凍庫を開けると、そこには大きな黒いゴミ袋が詰まっていた。
そしてゴミ袋の中には先月行方不明になっていた、まだ五歳の「寄川 冬馬(よりかわ とうま)」と思われる遺体が入っていた。
その白く細い腕が今にも俺の腕を掴んで来そうで、俺は後ずさった。
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