こんにちは、リオラです。
これは私が実際に体験したものです(あまり怖くありません)。
2026年、3月。
小学校の卒業式の日。
「この6年、一人も友達できなかったな……」
帰ろうかな、と思ったとき。
「あ、リオラちゃん!」
その声の主はKちゃんだった。
「LINE交換しよ」
え、LINE?
「ご、ごめん…スマホ持ってないから」
「家にあるの?」
「キッズケータイなの」
「キッズケータイ!?もうみんなスマホだよ?リオラちゃんかわいそー…」
「あー、はいはい、じゃあまたね」
「…うん……」
…私以外、全員スマホ。
「はぁ…」
その日の夜、夢の中に妖怪みたいなのがでた。
白い着物、高下駄、デカい角笠、へのへのもへじみたいな顔、白っぽい黄色のクソ短いポニテ。
身長は2メートルくらい。
「だ、だれ?」
「お主、ワレをお主の物語にだすのじゃ」
「物語…マンガのこと?」
「うむ」
なんで私が弟にマンガつくってること知ってるんだろう…と、ここで目がさめた。
私は、あいつの言った通り、マンガに登場させることにした。
キャラクターをつくるのって設定に時間がかかるから大変なんですよ〜。
次の日の夜も夢にあいつがでた。
「ねぇ、あんたのこともっと知りたい。名前とか性別とか年齢とか……」
「…ない」
「ふぇ?」
「その……人間だった頃を思い出せぬ」
「へぇ………じゃあ、あたいが名前つけてあげるよ。性別と年齢がないってのはおもしろいからそのままで」
「ほ、本当か?お主がワレに名前を…!?」
「うん。じゃあ……こよみ!神代 暦だ!!」
「…気に入った」
そのときの暦の笑み。キツネのような目に、ギザっ歯。
今でも忘れられない。


























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