※この話は、題材になった人たちが高確率でネットを見ていてワンチャンこれのせいでだれが書いたか特定されかねない上、危害を加えられる可能性があるため少しフェイクを入れています。ご了承ください。
私の家は集合住宅であり、私はその一室で暮らしていました。そうなると、近所同士の付き合いはどうしても発生します。良くも悪くも。
悪くも、の部分を大いに実感させられるようになった話として、Eという名字の家との関係があります。
その家は母と娘の2人暮らしで、母親がアルバイトを転々としながら支えており、娘はまだ中学生の貧しい家庭でした。
彼らは、見た目から普通ではありませんでした。母親ですが、やたら顔が大きく、扇風機おばさんと比べても遜色ないような感じで、特徴的なのは歯がまだ50代ちょっと前にしてほぼすべて抜けていたこと、残りの歯も吸っているタバコのせいか凄まじい色になっていました。本人曰く有名なアイドルに似ているという顔でしたが、顔のパーツからもう似ていません。それでも本人は美貌に自信があるようで、身に着ける衣服はとても年齢不相応な露出の多いものでした。
娘は比較的普通に見えましたがやはり異様さが目立ちます。ぎょろぎょろした目、洗っていないであろう体、髪の毛、等。
飼っている犬もとんでもなかったです。歯磨きをまともにさせてもらっていないために歯はボロボロ、口はとんでもないにおいがして、トイレのしつけをさせていないため、部屋中にペットのおもらし用の?シート?みたいなものが敷かれていました。衛生状態が圧倒的に悪いE家では、近づくだけで異臭が漂ってきました。この犬の半径1mに近づいただけで、私はえずいたことがあります。
彼女たちの異様な発言や行動は周囲でも噂になっており、車を持っている旦那の姉をこき使い、無料のタクシー代わりにしたり、市役所で娘を連れながら大声で泣き叫びながらクレームを入れたり、武田信玄の子孫であることを自称したり、娘のことを「神の子」と呼びながらも、「私のおかげで生きてられるんだから感謝して私にすべて従え!!」と言うようなことを言ったり、私の母親に煙草をおねだりしたり、怪しい占い師から「私が自〇する」と言う予言を受けたことを私の母親に向けて嬉々とした表情で言ったり、話題を挙げたらキリがありません。
しかし、最も印象的でこの一家を表すエピソードとして、このようなことがありました。
私の母親は、その日夕飯にハヤシライスを作っていました。当時、私は小学生で宿題をしていたのを覚えています。いきなり、ドアのノブが強引に引っ張られ、ドォン!と音がしました。
母親が対応すると、E一家の姿がありました。ドアを開けるなりいきなり、E母が
「あ~ママ(私の母親のことをそう呼びます。なぜでしょう)が作るご飯の匂いだ!ねえねえ、頂戴!」
と言います。さすがに渡せない、と返すと、玄関にずかずかと上がり込み、靴を脱ぐところの境界線に尻を載せて座りだだをこね始めました。娘は悲しそうな表情でそれを見つめるばかりです。
仕方なく二人とも家にあげますが、私の母親は厳しく言います。
「E母にはご飯をあげません。E子だけにご飯をあげます。子供が飢えているのを見ていられないから。E母はもう大人なんですから、自分のことは自分で責任を取って下さい」
そう言い放ちました。E母はしょんぼりした顔をして、E子は申し訳なさそうにハヤシライスを口に運びます。久々のご飯と言うような感じで1口目以降からはとても味わって食べているように見えました。
E子が半分食べ終わった時、E母が私の母親の目を盗み、E子のハヤシライスを強奪しました。そしてすべて食べると、私の母親の方を向いて、
「ママのご飯、おいしかった!ねえ、また食べたいな!あと、少し分けてほしいな!!」
と言ったそうです。
この家族は経済的な問題から、引っ越すことになりました。とはいえそこまで遠くではなかったのでたまに交流があったそうです。実際、年賀状が毎年律儀に送られてきました。
こちらから年賀状仕舞いを送ったところ、もう来ないとのことですが、今はどうやら噂によれば二人とも買い物以外は家から出ずニートのような生活を送っているそうです。
ちなみに、E娘も社会に出られるような状態ではないとのことで、E母がE娘を本当は病気はないはずなのに、特別支援学級に通わせていました。そのせいで、一応高卒ながら高校まで特別支援学級(及び特別な学校?)通いだったため、単純な計算でもとても時間がかかり、漢字もまともにかけず仕事は厳しい状況のようです。
























迷惑でしかないな
なかなかのグロさですね…
真面目に勉強させろや!!
娘が可哀想