これから話すのは2年前に俺の身に起こった事件の話だ
この事件の影響は今も続いている
しがないサラリーマンである俺の話なんて誰も興味がないかもしれないが、聞いて欲しい
俺の日常に異常が見られたのは、俺が久しぶりに実家に帰った時からだった
別に何か特別な用事があって帰ったわけじゃない
たまたま友人に評判の飯屋があるって聞いて調べてみたら実家から割と近いところにあって、じゃあ、久しぶりに帰るかってその程度のことだった
実家は住宅街にある二階建てのどこにでもあるような一軒家だ
よく見ればあちこち痛み出してはいたが、その姿は俺の記憶とそこまで変わらずに健在だった
家の玄関ドアを開けるとおふくろが出迎えてきた
こちらは以前よりだいぶ老けたような気がする
「久しぶり。もっと定期的に帰ってきなさいよ。親不孝もんだねぇ」
会って早々に小言だ
これは昔から変わっていない
「忙しかったんだよ。それでもちゃんと帰ってきたんだからいいだろ」
小言を背に受けながら、俺はかつての俺の部屋に逃げ込んだ
ドアを開けると思い出のままの状態で部屋は存在していた
おふくろが俺が家を出た後も小まめに掃除してくれていたようだ
埃っぽさはまったくなかった
その点はありがたい
俺が家を出たのは大学卒業と同時
それからもう10年以上経っているが、部屋は歳月を感じさせなかった
部屋にはいまだに学習机があるし、棚には大学生時代に集めていたゲームのカードが飾られている
30を超えておっさんになった俺とは違い、この部屋はまだ学生気分のままだ

























この作者、投げっぱなしジャーマンの話が多すぎる。そこそこ内容に惹かれる文章を書くだけに勿体ない。
おふくろがああああああああああアタオカ系かよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお