ひとり

先ず始めに、無駄に長く読みづらいと思います
それでも構わなければ御一読よろしくお願いいたします。

これは私が体験した心霊の様な不思議な体験です。
当時の私は仕事の関係で出張をする事が度々あった
その時も県外へと赴き
職場よりも先ず寮へと案内され、荷物を起きに行く事になったのだが
何と言うかこの寮、眼には見えないフィルターと言うか
何かに覆われているような感覚があったのを覚えている。
時季は夏なので脳がオーバーヒートを起こしてそう錯覚していたのかもしれないが

寮と言っても普通のアパート
1階と2階にそれぞれ階段を真ん中に左右部屋が2つ

借りている部屋は2階、どうやら下の階には夫婦と小学生くらいの子供が3人
寮に着いたときにたまたま外で会って顔を見知ったが直ぐ部屋に戻られた。
少し切なかったのを記憶している。
階段を上がって左手が寮、右手は空室の様だ
流石に暑さと長距離移動、片手肩に荷物を持っての移動
早く中に入って落ち着きたい
先ずはそこからだ
扉を開けて愕然とした
汚すぎる。

どうやら先発組の出張メンバーが毎夜毎夜ドンチャン騒ぎをしていたらしく
片付けもせずの状態だったとか

成る程、通りで下の階の夫婦達が淡白な対応だったわけか、、
出張期間は1週間だけの応援という事だったので
深く考えることはやめにした。

アパートの間取りは3LDK
玄関脇左手にリビング、その先に襖戸の部屋が2つ
玄関正面奥に風呂トイレ、そして玄関右手にすりガラス戸の部屋が1つ、ここが私の部屋だ
どうやら昨日の時点では5人住んでいた様だが
ドンチャン騒ぎの末大半はそのままリビングで寝ていたらしい
そのかい有ってか私の部屋は随分と綺麗な状態で安堵した
因みに私と入れ違いで今日3人が寮から退出したらしい
いや、教えて欲しいものだ
片付けをしないその心根を