これは、私、牧芭之ちぃが実際に体験したお話です。
そして、怪談というよりは不思議体験と言った方がいいかもしれません。
皆さんはUFO、所謂、未確認飛行物体というものを見たことがあるでしょうか?
アンアイデンティファイド フライング オブジェクト
「未確認飛行物体」を意味する英語の頭文字をとり「UFO」と呼ばれているそれ
ときは1947年。
アメリカの実業家のケネス・アーノルドが、ワシントン州レーニア山頂近くを飛行する一連の円盤状物体を機上から目撃し、空飛ぶ円盤(フライングソーサー)と名付けたのが始まりだそうです。
宇宙は果てしなく広い。
確かに地球は奇跡の星ですが、知的生物がここにしか存在しないというのは暴論ではないかと私は思っています。
いるかもしれない彼らの知能や技術力が地球上のそれを遥かに上回る可能性も十分にありうる。
いつの日かそれらは、いや、もっと言えばすでに彼らは地球を見下ろしているのかもしれない。
そんな思考に胸躍らせる私は、実際に、ああ、彼らはいるのだと、彼らは私たちを監視しているのだと、確信してしまう出来事に遭遇したことがあります。
あれは学生時代、家族で出かけているときのことです。
夕食にちょっと豪華に回転ずしに行って、美味しいお寿司を食べた帰り道。
父の運転する車は海岸沿いの道を走っていました。
私は助手席、母と弟は後部座席でそれぞれ満腹のおなかを抱え、美味しかったね~と会話を弾ませながら日常を過ごしていたのです。
ふと、夜空と海がきらきらしていてきれいだなと、私は少しだけ父のいる運転席に身を寄せました。
月が明るく、水平線に沿って夜空の黒と海の黒が見える。
そして、うん?月はあそこにあるから、えっと、妙に大きい青い光はなんだろう、星にしては大きすぎないか?と思った瞬間、それが手のひらを広げるようにふわっと6つの小さな光になって、そして消えたのです。
「えっ!?」
ぎょっとして大声を上げました。
なんだいまの、えっ?消えた?
信じられない光景でした。
これを見たのが私一人なら、見間違いかもしれないと思ったことでしょう。
「ちぃ!お前も見たか!?」と、運転をしている父が目を大きく見開いて、なんとか前をまっすぐ見ながら私にそう声をかけてきました。
「みっ、見た!」
「青いのが消えたよな!」
「消えた!あれだよね、6個になったよね!?」
「なった!絶対UFOだよな!!」
昔々中川翔子が「今UFOにしか思えない物を3機程目撃」とかってツイートして「私も見た」だの「赤いのが通常の三倍のスピードだった」だのといったレスが殺到しましたとさ