ジュースのおばさん
投稿者:誠也 としひら (5)
3歳になる子供と嫁が、お風呂上がりに小さい紙パックのジュースを仲良く飲んでいる。嫁は普通のサイズのジュースを飲めば良いのに、子供が飲んでるのをみて一緒に飲んでハマったみたいだ。なんでも、あの小さなサイズが飲み過ぎないくらいで、風呂上がりにはちょうど良いんだと。
俺もミニサイズのパックのジュースが大好きだった。りんごにオレンジ、葡萄だってあった。
子供の頃は良く飲んでいた。
そう、好きな事も飲む事も過去の話だ。
今となっては、ミニサイズの紙パックをみるだけでも、あの時のことを思い出してしまうから苦手だ。それがなければ、俺も3人で飲んでいたんだろうな。
小学校3年の春だった。
クラス替えが行われ、俺は、同じ学童野球のチームメイトのA・Bと同じクラスになった。
俺達はハイタッチをしてウキウキしながら教室に向かった。Aが教室に入るなり、
「おー!Cもいる!このクラス最高だぜ!」
といって、まん丸の身体でニッコリ笑ってるCの元へ行った。
このCって奴が、当時の俺たち3年生の中では大の人気者。イタズラ好きでいつもゲラゲラ笑ってるような奴だった。おまけに俺たちの中では身体も大きく、そのまん丸とした身体は安心感のある存在だった。
俺とBもすぐに仲良くなって、俺達4人組は結成された。
5月ぐらいだったか、俺達はいつものように放課後に公園で集まって野球をしていた。
すると俺たちの所に、一台自転車に乗ったおばさんがやって来た。
そのおばさんは、チェック柄のシャツで、黒のスカートを履き、制服みたいな服装で大きめの保冷バッグを持ってベルをチリンと鳴らした。
髪を後ろに束ねて、しっかりめの化粧で真っ赤な口紅をしていた。特徴的だったのは、大きくて丸いメガネをしていたことだ。
俺は、どこかのお店の人かなぁ、誰だろうと思っていたらBが、
B「あー!ジュースのおばさんだ!」といってそのおばさんの元へ走って行った。
俺達は一旦プレーを中断し、いっしょにそのおばさんの元へ走った。
A「おばさん誰?」グローブを叩きながらAは聞いた。
おばさん「こんにちは、喉乾いてない?おばさんジュース売ってるから良かったら買っていきな。」
おばさんは、保冷バッグを開け、中にある
ジュースや、栄養ドリンクを俺たちに見せた。
B「俺ん家、毎週買ってるんだ!ヨーグルトとかジュース!おばさんは初めてみたけどここで仕事してるの?」
C「おばさん!なんでこのジュース安いの?これスーパー行ったら高いから母ちゃん買ってくれなかったんだぜ」
俺達は好奇心旺盛な事もあり質問攻めをしてしまった。けれどおばさんはニコッと笑って、
「おばさん以外にもね、こうやっていろんな人のお家回ったりお仕事してる会社に行ったりしてヨーグルトとかジュース配りに行くの。みんなで色んなところ回るのよ。スーパーとかコンビニよりも安いからお得よ。」
確かにおばさんの言う通り、俺の好きなオレンジジュースが、ミニサイズパックで駄菓子屋のお菓子と同じぐらい安かった。
当時はわからなかったが、こういう販売員みたいな人が各エリアにいたんだと思う。
事務所やマンションを回って、売る。
おそらく大元の会社から売った分に応じて給料アップみたいな、そんな感じだと思う。
面白かったです、でも悲しい話ですね
ん~?
え
子供から目を離すな!
韓国人て怖すぎる
子供から目を離した自分い悪いのに韓国人て怖すぎ
「危険な好奇心」に似てる
パクさんですか
こう言う親って人のせいにするよね。
とうや君は別に息子をしに追いやったわけでもないのに逆恨みもいいところ。可愛そうすぎ。
飛び出した本人とそれを見てない親が悪い
kポップ好きだけどこの話聞くと韓国が怖い。😱