包茎様
投稿者:良平 (1)
宮城県S市A区に伝わる「包茎様」の恐ろしい都市伝説によると、深夜、静まり返った街角で包茎様が姿を現します。その姿は古びた和服を纏い、頭には人の皮を被せ、顔を隠しています。包茎様は不気味な笑い声を上げ始め、「ククク…ケケケ…」という低くかすれた笑いが空気中に響き渡ります。次第に笑い声は高まり、「ヒヒヒ…ヒャハハハ!」と甲高く狂気的に変わっていきます。その笑い声は一瞬にして周囲の空気を凍りつかせ、聞いたものの骨まで震えさせるほどです。
友人の話によれば、包茎様に出会うと恐ろしい運命が待っているそうです。彼は突然現れ、その恐ろしい笑い声を響かせた後、頭にかぶせた人の皮で相手の顔を覆い、窒息死させると言われています。この恐ろしい伝説を聞いた友人は、夜遅くには一歩も外出せず、祖父母から厳命されていたそうです。街の人々は、包茎様の出現を恐れ、その存在によって引き起こされる恐怖を避けるために夜の外出を控えるのです。
実はその友人が包茎様に会ったことがあるらしいです。
友人は、ある冷たい冬の夜、包茎様に遭遇したと言います。彼は中学生の時、学校の帰り道、いつも通りの道を歩いていたところ、突然、不気味な笑い声が聞こえてきました。「ククク…ケケケ…」。友人は足を止め、身を隠すように周囲を見回しましたが、誰もいません。しかし、笑い声はさらに高まり、「ヒヒヒ…ヒャハハハ!」と耳をつんざくような高音で響き渡りました。
その時、友人の前方に現れたのは、古びた和服をまとい、頭には人の皮をかぶった包茎様でした。彼の顔は布で隠されており、その笑い声は異常なほどに高揚していました。友人は恐怖で身体が固まり、何もできませんでした。包茎様は彼を見つめ、そして突然、その異様な笑い声を止めて身をかがめました。
包茎様はゆっくりと友人に近づき、その手を伸ばしました。友人は恐怖に震えながら後ずさりしましたが、包茎様の手が彼の顔に触れると同時に、友人は窒息感に襲われました。包茎様は彼の顔にかぶせた人の皮で息を奪おうとしているのです。
しかし、その時、遠くから近所の灯りが明るくなり、包茎様は突然身を引き、その姿は闇に消えてしまいました。友人は全力で逃げ出し、家に帰りましたが、その夜から彼は夜遅くに外出することを控え、包茎様の存在に対する深い恐怖を抱えるようになったと言います。
それから、深夜の外を見ると必ず視界に包茎様が入るようになってしまい、不気味な笑い声もたまに聞こえるそうです。
彼がなぜ包茎様から行き述べれたかの理由は分かりませんが、いつも夜遅くにあんな不気味なものを見るくらいだったらあの時死んでいた方がマシだ。と友人は言ってました。
一つ上の男に俺はなる!
笑かせていただきました。
これはYoutubeの女性朗読者さんに読んでほしい!!