交通安全を唱えるおばさん

　今日は地元のS市でちょっとだけ有名な怖い交通安全を唱えるおばさんのお話を書いていきたいと思います。

　最初に書きますが、きちんと生きている方です。

僕はこの日、仕事の納品物をクライアント様へ届けて、家路についておりました。

　すると背中に何か悪寒を感じましたので、振り返ると白髪交じりのおばさんが立っており、目も血走って非常に怖い形相でした。

　僕は思わず「ひっ！」と言ってしまいましたが、おばさんはお構いなしに「交通安全を守りましょう！交通安全！」と大きい声で唱えはじめました。

　僕は内心、「この人、基地外かぁ」と思ってしまいました。

　そして、ずっと「交通安全！」「交通安全！」と唱え、ちょっとだけ荒い運転の車がいると笛を吹いて「そこぉ！止まりなさい！」「安全運転しなさい！」「ルールを守りなさい！」と言います・・・

　何となくですが昔、婦人警官でもなさっていたのかもしれません・・・

　この日の夕方、友人（男性）と飲む約束をしておりましたので、飲み屋へ行き、このおばさんのお話をしました。

　すると友人も「あっ！そのおばさん知ってる！ヤバいよ」というのです。僕が「何がヤバいの？」というと、「俺、車のボンネットを棒で叩かれた（笑）」というのです。

　友人が少しだけ荒い運転をしていたところ、ものすごい勢いで走ってきて、鬼のような形相で、車のボンネットを叩き、「安全運転しなさい！死にたいのかぁ！！！！！」と凄まれたというのです。

　僕は「こ、怖くね？」というと、「あんまり怖くて固まったよ。ご、ごめんなさい。しか言えなかった」というのです。

　このように非常に変わった人も世の中にはいるようです。

　あの交通安全を唱えるおばさんは非常に怖いオーラを身にまとっており、誰もが避けるほどです・・・

　もう二度とお目にかかりたくないです。（あまりにも怖いので・・・なぜかいつも同じ服ですし）