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心霊

oniさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

被さる女
短編 2022/09/13 18:43 1,340view

これは僕が体験した怖い話である。大学生になって夏休みも増えてよく遊びに出かけて

いた。僕は実家暮らしで遅く帰るのは親に迷惑だし、「終電までには帰ってきなよ」って親

にも言われてる。終電までには帰るようにしてた。もしも帰るのが遅くなりそうなら途中

で「ごめん。そろそろ帰るわ」って言って家に帰ったりした。僕はその日友達と遊んでて、

帰るのが遅くなりそうだったかいつもの言葉を言って家に帰えろうとした。その日は月が

満月で暗いのは暗いがあたりが見えるぐらいには照らしてくれていた。僕は最寄りに着く

と携帯で時間を確認した。時刻は23時55分となっていた。最寄りから家まで大体10分か

かる。「あーこれちょっと遅すぎたな。どうしようかなー」などと思っていた。そして僕は

近道を通るか考える。でも僕は少し乗り気じゃなかった。なぜ、そこまで乗り気ではないな

んだがこの道が気味悪いからである。そこの道、街灯が少ないうえに昔の木造の家が多くて

何よりでかい木が生えていて怖い雰囲気がある。ビビりの僕は帰るのが遅くなるとそこ

を通おるか通らないかで悩んでいた。今回は遅すぎるのもあってそこを通るしかなかった。 

怖いから携帯をいじりながら帰っていた。月が照らしてくれるから街灯が少なくてもまだ

ましだった。そして帰っていると木造の住宅街に入って帰っているといきなり横から人が

出てきた。そこは駐車場だった。音もなく人が出てきて少しびっくりしてその人を見たんだ

よ。それは女の人で髪も長くて前かがみになってた。それ見て体がビクッてなった。でも夜

と言ってもあたりの景色は見えるのにそこだけ周りより暗いんだよ。その時はびっくりし

て何も考えれなくてその人から目が離せなくなった。そして一度瞬きしてその暗い場所を

見ると男の人だった。その男の人はコツコツと足音を立ているしかしそれは女の人が見え

なくなってからだ。暗くて見間違いかな?って思ったし見間違いであってほしかった。何も

考えないようにした。そこから走って家に帰った。

家に帰って風呂にもすぐに終わらせて自分の部屋に入った。そしてあの時の光景がよみが

えって来ていろいろと考えた。あの時見間違いと思っていたが違和感がすごかった。見間違

いなら一瞬だけそれっぽく見えるのだけど俺が見たのは姿、形、体勢がはっきりと見えたそ

して一番違和感に感じたのはそれを見たとき身長高いなって思った。でもあれ思い返して

みると足あったか?ってなったそれを考えるといろいろと思い出されてきた。足も女の人

が見えたときは音がしていなかったのにそれがいなくなった瞬間に足音が聞こえた。それ

にそれが出てきた場所も暗く感じたし。その女の人を中心に暗く見えた。そして瞬きして目

を開けたときにときに男の人が見えたのを不気味だしさっき僕が前かがみになってたって

言ったでしょ?あれ前かがみなってたのって男性の肩に被さってたんじゃないかな。

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