タクシー運転手の叔父が体験した話
投稿者:ヤバさん (22)
私の親戚の叔父が数年前までタクシー運転手をしていました。そのタクシー運転手をしていた時の話です。
ある年の夏のお盆休みの日に夜、運転していた時の話しです。横浜みなとみらいの近くに外国人墓地があります。その近くを通っていた時に、黒髪の女性を乗せました。
どこまでですか。と尋ねると、鎌倉駅の近く。と云ってきたそうです。移動中には大して会話のやり取りは無かったそうです。
鎌倉駅の近くに着くと、近くの墓地に行ってくれ。と云われたそうです。
指定された場所へ黒髪の女性を降ろしたら、次は中年の男性が乗ってきたそうです。
どこまで行きますか。と尋ねると横浜の外国人墓地まで。と云ってきたそうです。
運転手の叔父も今日は変だな。墓地巡りしているみたいで変に感じたそうです。
移動中は大して会話もなく、ただ車を走らせているだけだったそうです。
横浜の外国人墓地に再び来ると、男性が降りて歩道をゆっくりと歩いて行ったそうです。
男性がタクシーを降りて3分程経った時に、何故かタクシーの前に突如、先程乗客でいた、黒髪の女性と中年の男性が現れて、運転手の叔父へ手招きをしていたそうです。
何か不気味なので、タクシーの走る道を変えて、別な道を走ろうとしても、タクシーのハンドルは動かなかったそうです。
そうこうしている内に、乗客だった二人がタクシーの運転席の窓へ来て、凄い形相で叔父の方を見てきたそうです。
その後は叔父が気絶して、それ以降の事は覚えていないそうです。
後で叔父が横浜の外国人墓地の管理人に尋ねた話しだと、お盆の時期は墓地の先祖達が夜になると徘徊している事も多々あるそうです。
お盆の時期は先祖の霊を迎えたり、墓参りで供養して挙げないといけない時期なのですかね。と語ったそうです。
アーメン
ハンドルが動かないがなかったね