地獄から天国へ、落ちていく私のココロ
投稿者:レイレサ (64)
20年ほど前にあるオンラインゲームで実際にあった人怖話を紹介したい。
当時の私はオンラインゲームにハマっており、ギルドを設立してマスターをやっていた時期があった。
ゲーム内に存在する某王国の城門でギルメン募集や臨時パーティ募集をすることが多く、私もそこで毎日のようにギルメン募集をしていた。
ある日の夜も募集チャットを立てて誰か来ないか待っていた。
しばらくするとギルドに入りたいという人物が現れる。
彼の名前は沖君(仮名)、操作していたキャラは男剣士だった。
ギルド入団の理由はギルドの名前に惹かれたという単純な理由だった。
特に断る理由もなかったので快諾した。
沖君はいつでも面白い会話ばかりしてくれて、誰とでもすぐに仲良くなれる好青年だった。
私はすぐに彼と仲良くなった。
彼が入団してから数日後、私は憂鬱になる出来事と遭遇する。
以前は仲が良かったものの、途中で喧嘩別れした元ゲーム友達の操作するキャラを見かけてしまったのだ。
私は逃げるようにログアウトした。
数分後、再びログインした私に沖君は心配そうに話しかけてくれた。
沖「どうしてログアウトした?エラー落ちしたのか?」
私「いや、そうじゃないの」
沖「何か嫌なことがあったのか?」
私「さっきの女弓師のキャラの子見た?」
沖「うん、あの人がどうかしたのか?」
私「実は・・・あの人は元ゲーム友達だった子なの」
沖「今は違うのか?」
私「少し前に喧嘩して疎遠になったの」
沖「仲直り出来なかったのか?」
私「出来ない理由があったの」
私は元ゲーム友達との間にあったトラブル話を沖君に話した。
沖君は黙って聞いてくれた。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。