大切に育てたジャガイモ

私は霊感が人よりも高く、普段から不思議な体験をしたりしていました。
体験と言いましても、幽霊系の怖さ、人間の怖さ、不思議な体験と様々な体験をしてきました。

これは本当に最近の話です。

テレビで話題になった園芸品がありました。
それは有名な会社が園芸の会社とタッグを組んで開発した商品だと話題になっていました。

それはジャガイモで、「あの有名なポテトスナックが自宅でも育てて作れる！」というコンセプトの様でした。

そのジャガイモの商品は、ちゃんと土も専用の土を開発したみたいで環境に優しい土を開発していました。
そしてその土は使い終わったら燃えるゴミとして捨てられるようで私は歓喜しました。

（小さく庭すらない我が家でもジャガイモを育てられる！）と考え、さっそくジャガイモが育ったら蒸し芋にしたり、フライドポテトにしたり、ポテトサラダにしようといろいろ考えていました。

早速意気揚々とホームセンターへ買いに行きました。
少しお値段が張りましたが、専用の土と専用の種芋を買ってきて育てることにしました。

買ったときが2月の終わりごろだったので、もう少し暖かくなったら種芋を埋めようとしました。
3月になり、段々と暖かさがでてくる天気になった日についに種芋を植えることにしました。

そこから毎日水をあげてはジャガイモがたくさん獲れた時のことを想像しては、土から芽が出てくるのを待ちました。

そしてつい、2週間前くらいです。
もう種芋を植えてから3か月近く経ちます。

そろそろ芽が出てきてもおかしくないのにいまだに土には何も出ていません。
夫が2つの種芋を探して土を掘り起こしてくれたのですが、全く出てきません。

いつの間にか種芋がなくなっていたんです。
私は植えてから種芋が入ってない土に毎日3か月近く水をあげていたことになります。

私は家族みんながいたので「もう、誰かに盗まれた！ひどすぎるよ。ママ毎日何にもなってない土に水を上げていたんだよ」と少しおどけてその話を終わらせました。

しかし、夜夫は「でもさぁ、普通種芋だけを盗む人なんていないよ。盗むなら土ごと盗むし、まず種芋なんて盗まないよ」と言っていました。

本当に人に盗まれていたらヒトコワですし、不思議体験だとしても怖いですしどっちなのか分からない不思議な体験をしました。

ただ、ここだから言えますがあの種芋本当に大事に育てていたんです。
だからとても悲しいです。
種芋どこに行ったんでしょうか。