こんなにいっぱいいたのかよ
投稿者:キョンシーズ (11)
心霊スポットは決して軽い気持ちで行くものじゃない。
そう強く思わされた、とある恐怖体験です。
今から10年以上前のある夏の日、まだ若かった私は友人達と暇を持て余し
夜のドライブに出かけていました。
特に行く当ても無く、
7人乗りの車内に男女8人がギュウギュウ詰めになりながら
私が運転する車は市街地を離れ、山道に入りました。
「何か暗いなこの道。大丈夫か?」
後部座席から友人Aが声をかけてきました。
「平気平気。道に迷ったらナビもあるし。」
「それもそうか。異常な程暗いから気ぃつけてな。」
「了解。」
確かにこの山道は街灯があるはずなのに異様に暗かった。
奥へ進むと段々と暗さが増していき、
まるで異世界に迷い込んで行くような感覚になりました。
私は何となく嫌な感じがしてどこかUターン出来そうな場所があったら
引き返そうと思っていると
「ねぇねぇ。この道ってさ、もうちょい先行くと確かヤバい心霊スポットあるよね?」
助手席に乗っていた女の友人Bが余計な事を口走りました。
「あー確かに!あるある。」
「めっちゃヤバいらしいよね。」
「何か写メ撮ると必ず何か写るって。」
「やべぇ!行きてぇなそれ。」
と女子軍団を筆頭に車内はその心霊スポットに行く雰囲気に。
「おいおい。勝手に決めんなって。そんなとこ行ってどうすんだよ。」
私が何とかこの雰囲気を断ち切ろうとするも
「なんだビビってんのか?男らしくねぇな。」
「かっこ悪~い。」
「白けるわ~。」
なぜか車内は私に対する大バッシングが起こり
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