赤断ちは本当なのか?
投稿者:レイレサ (64)
親戚のAさんから聞いた嘘か本当かよくわからないおまじないについて語ろうと思う。
あれは2年くらい前だったと思う。
Aさんは車の運転中に自転車に乗った高校生が急に飛び出してきて危うく接触しそうになった。
「もうダメだ!」と一瞬頭の中が真っ白になってしまった。
日頃の行いが良かったのか、それとも何かしらの不思議な力が作用したのか分からなかったが、難を逃れた。
高校生の乗る自転車は寸前でブレーキを踏んだおかげで接触することも自転車が転倒することもなく事故は起きなかった。
高校生はAさんを睨んでどこかに去って行ってしまった。
Aさんはヒヤッとした。
もし接触していたらどうなっていたか、考えると怖くなった。
Aさんの自宅の近くにはコンビニや高校がある。
自転車通学の高校生も朝夕に多く見かけるという。
もうこんな危ない経験はしたくない。
Aさんは何か良い方法がないか考えた。
ふと、あることを思い出した。
Aさんが子供の頃に発祥がどこかよく分からないおまじないのようなものがあった。
子供の間で流行っていたと思われる、あるおまじない。
赤断ち(あかだち)である。
怪我を回避するおまじないらしい。
おまじないはそんなに難しい内容ではない。
赤色を1週間避けるだけ・・・というもの。
赤色だけではなくてそれに近い色も避けなければならない。
紫系、ピンク系の色も自分から遠ざけなければならない。
持ち物、服装、食べ物・・・その他出来るだけ自分に関係あるものから上記の色のものを避けるだけでいいという。
そのおまじないを実践して成功すれば、怪我をしなくなるというもの。
怪我しなくなる=事故に遭わなくなると思ったAさんは赤断ちを実践することにした。
1週間くらい簡単だろうと甘く見ていたが、いざ実践してみると意外と難しい。
持ち物や服装の多くは寒色系のものが多いAさん。
ただ、食べ物で赤系のものを避けるのはかなり難しい話である。
Aさんは朝食と昼食は自分で好きな物を買っていたために、確実に赤系を避けることは出来た。
問題は夕食である。
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