台風とサーフィン

私はサーフィンが大好きです。
生まれ育った場所が海沿いだったということもあり、幼少の頃から父親に海に連れて行ってもらっていました。

そして父親がサーフィンが好きだったということもあり、自分もものごころがついたときにはいつの間にかサーフィンに親しんでいました。

そして大人になってもサーフィンが好きという気持ちは変わらず、社会人になってからも休みの日には度々サーフィンに出かけていました。

ただ、私はスリルを味わいたいという気持ちもありつつ、しっかりとルールは守っています。

特に台風が近づいてきた時は高波になるので、サーファーにとってはちょっと楽しみな気持ちも正直あります。

しかしそういったときは何度も注意警報で促され、絶対に海に近づいてはいけないと警報が出されています。

そしてあるとき、サーファー仲間の2人からサーフィンに誘われました。

週末にサーフィンに行こうと誘われましたが、天気予報によると、どうやら台風が近づいてきている様子。

2人にそのことを伝え、週末はやめようと話しました。
2人はちょっと不満そうな表情を見せながらも渋々分かったと返答してきました。

そしてその週末には予想通り台風が通過し、海も入水が禁止されていました。

翌週、連絡があった友達にLINEでメッセージを送りましたが、なかなか既読になりません。

「仕事で忙しいのかな？」と特に気にしていませんでしたが、そんな時にテレビで、行く予定だった海で行方不明者が2人出たというニュース。

行方不明になった2人の特徴は友達の特徴と酷似しています。

未だに友達のLINEは既読になりません。