「別府カトリック墓地」での肝試し
投稿者:粉雪 (4)
十数年前の夏の夜、男4人女4人の8人、車2台で肝試しに行こう!という話になって、
別府の最恐スポットのキリシタン墓地に行くことになりました。
正式な名前はカトリック墓地らしいですが、地元民はキリシタン墓地と呼んでいます。
宗教上、以前は土葬されていました。
現在は火葬されているという話もありますが、真相は不明です。
深夜12時を回ったころ駐車場に到着、8人で一列になって階段を登っていくと、
そこには十字架を彫った背の低い墓石が等間隔に並んでいました。
日本のお墓はよく目にしますが、キリスト教徒のお墓を初めて見て、
ここに遺体が眠っているんだと思うと、怖さが一層増しました。
みんな怖いのか、先頭を行きたくないと、おしくらまんじゅう状態で進みます。
お墓のちょうど真ん中辺りに来た時です、、、
「ピシッ!ピシッ!」
と何か電子レンジの中で破裂するような音が聞こえました。
そこにいた全員が一瞬固まりました。
「ピシッ!ピシッ!ピシッ!」
音は頭上から聞こえていました。
「何!??あれ!??」
全員が上を見上げると、そこには青い色をした稲妻が、
「ピシッ!ピシッ!」と
天井程の高さのところで光っていました。
みんな唖然として、数秒間その稲妻を眺めていました。
すると
「ピシッ!ピシッ!」「ピシピシピシピシピシ!!」
と稲妻がみんなの方へ向かってきたのです。
「ぎゃーーー!!」
みんなパニックになり、おしあいへしあい我先にと、
一斉に出口へ向かって逃げ出しました。
途中泣き出す人もいましたが、なんとか全員車にたどり着き現場を後にしました。
キリシタン墓地は、火の玉の目撃情報が多い場所です。
青い稲妻は遺体からでたリンだったのだろうと思います。
とても怖い思いをしたので、それから肝試しに行く企画はなくなりました。
※コメントは承認制のため反映まで時間がかかる場合があります。