不倫をした報い
投稿者:峰 (38)
知人のAさんから聞いた実話です。
当時Aさんは、就職を機に一人暮らしを始めたばかりでした。
それまではずっと実家暮らしだったAさん。
父親が厳格なタイプだったらしく、一人娘のAさんは窮屈な青春時代を送っていたそうです。
そのため、Aさんは大人になってから手にした初めての自由に、少し浮かれていました。
会社の同僚と一緒に、仕事が終わると毎晩のように飲み歩いていたそうです。
そんなある日のことです。
Aさんがいつものように、同僚たちと駅前の飲み屋で楽しくお酒を飲んでいると、2、3人の男性グループが声をかけてきました。
早い話しがナンパです。
Aさんは綺麗な人なのですが、実家が厳しかったため、学生時代はあまり恋愛経験に恵まれませんでした。
Aさんは、生まれて初めてナンパをされたことにとても舞い上がったそうです。
一緒にいる友人たちも、男性に声をかけられて満更では無さそうでした。
Aさんたちは相手の男性グループと相席をしてお酒を飲むことになったそうです。
Aさんは、相手の男性の1人に熱心に声をかけられました。
その男性は爽やかな見た目のイケメンで、話してみるとAさんより何歳か年上の会社員ということでした。
男性はAさんのことをとても褒めて、けっこう露骨にアピールをしてきたそうです。
男性に免疫のないAさんは、舞い上がっていたこともあり、男性に押されるがまま連絡先を交換しました。そして、近いうちに2人で会う約束をしたそうです。
その飲み会以降、男性はグイグイAさんにアピールを繰り返し、とうとう2人は交際することになりました。
Aさんにとっては初めての彼氏です。
男性は年上ということもあり何でもよく知っていて、Aさんのことを優しくエスコートしてくれる素敵な彼氏だったそうです。
Aさんはあっという間に男性に夢中になってしまいました。
いつか男性と結婚できたら……と、甘い夢も見るようになりました。
しかし、幸せは半年ほどしか続きませんでした。
なんと、男性が既婚者だったことが発覚したのです。
ちょっとした違和感から疑念を抱いたAさんが問い詰めると、男性はあっけなく結婚していることを白状しました。
Aさんは、裏切られたことに激しくショックを受けました。
しかし、Aさんはその時もまだ、初めての恋に舞い上がっていたのです。
当時、男性は平日も休日も区別なくAさんのアパートに入り浸っている状態でした。
そのためAさんは、男性が本当に愛しているのは奥さんではなく自分だと自信を持ってしまったのです。
そして、男性が奥さんと離婚して自分を選んでくれないのは、全て奥さんが悪いんだと思い詰めるようになってしまいました。
因果応報
ナゼ男の方には報いがないのか…