普通であれば大けがをしている落下事故

私の姉が経験したお話になります。

小学生に入学するくらいの頃で夏休みの長期連休を利用して親戚の家に行くことにしました。
親戚の子供も同世代ということで色々な事をして遊んでいました。
田舎なので親戚の家の周りは山や田んぼが多く、のどかな場所で子供が自然を楽しむには最適な場所でした。

親戚の子供と姉が遊んでいた内容は、凄く細い道で目隠しをしながらまっすぐに歩けて目的の距離や道なりに進めるかの度胸試しでした。
その細い右側は安全な道ですが、左側は高さ2メートルくらいの崖で危険なところになります。
この道は田舎なこともありほとんど車も通らないところで自動車による危険はほとんどありません。

姉が一番最初に目隠しをして度胸試が始まりました。
その時は、私的にはそれほど危険な行為など何も感じませんでしたが、今思えば周りに大人の人もいなくて事故けがが起きてもすぐには対応できない状況でした。

姉が目隠しをして数メートル進んだとき運悪く左側の方に進んで崖下に落ちてしまいました。
崖下には瓦など危険な物も置いてあって直撃すればとても危険な状況でした。
姉は落下しましたが、着地が足からであったため無傷で何もなかったかのように事が済みました。

そこは、子供が落ちる事故が過去にもあったそうですが、なぜか無傷の事が多く不思議な場所です。
そこの近くには大きな仏様の像があり、地元住民はその仏様が子供たちの怪我や事故を守ってくれていたと今でも語り継がれています。