44歳(自称)自由業の隣人の正体
投稿者:HAL (7)
2019年6月に私が暮らす都内某所にある賃貸マンションの1室に1人の男性が引っ越して来ました。
男性は年齢が44歳(自称)で職業は自由業と言っていました。
男性は私の隣の部屋に引っ越して来たので、挨拶に来た時に少し世間話程度をした際にこの情報を知りました。
男性の見た目は至って普通でしたが、年齢よりも多少若く見え、人柄もニコニコしていて良い印象を受けました。
最近の東京の賃貸住宅では引っ越しの挨拶等をする人は少なく、内心この男性はしっかりとしている人だなと感心しました。
そんなこんなで私はいつものように暮らしていましたが、ある日、20時頃仕事から帰宅すると、たまたまマンション入口で引っ越して来た男性とバッタリ遭遇しました。
こんばんは!と声を掛けると男性もニコニコしながらこんばんは!と返してくれました。
お買い物ですか?と聞くと男性はハイ!ちょっと食料を調達しにコンビニへ!と言ってそのまま別れました。
その後、私は自身の部屋に帰宅しのんびりと過ごして翌日の為に夜24時くらいに布団に入りました。
しかしです···深夜26時くらいにガタゴトと隣の部屋から物音がしている事に気がつき目が覚めてしまいました。
その物音は引っ越して来た男性の部屋からの音で私はこんな時間に何をやってるのだろう···うるさいな···と少しイラッとしてしまいましたが、翌日は朝も早くに自宅を出なければならないのでそのままどうにか眠りにつきました。
しかしガタゴトという物音はこの時のみでは無くその後も度々続き、私はトラブルは起こしたく無いので今度顔を合わせた時に物音についてやんわりと聞いてみようと思いました。
しかしです···男性が引っ越して来てから7ヵ月が経った時です。いつものように仕事から帰宅するとマンション前に数台のパトカーが赤灯を回した状態で停車していました。
何事?と思いながらも私は自身の部屋へと向かいました。すると警官は引っ越して来た男性の部屋へと出入りを繰り返していました。
私は警官に何があったんですか?と訪ねるとコチラの住人が動物虐待をしていてね···動物の死体を室内で解体保管していたんですよ···と言いました···、私は隣人という事でその場で異臭等変わった事はありませんでしたか?と軽く聞かれましたが、そういえばちょっと前からガタゴトと夜中に物音が聞こえていましたと答えると、警官はあ~···それ多分外で殺した猫を解体していたのかもね···と言いました。
私は急にゾッとしてしまいました···もしかしたら夜に男性がマンションから出掛ける際に食料をコンビニへ調達しに!と言っていたのももしかしたら野良猫を見つけて殺して自宅に持って帰る為だったのでは···?と思いました。
男性は逮捕されマンションを強制退去になりましたが、後から管理人に聞いたところ、男性の室内には冷蔵庫が3つあり1つは食料品が入っていたけど、2つの冷蔵庫内には解体された猫の頭や胴体や足やしっぽ等がギッシリと入っていたそうです···更にマンションの防犯カメラには深夜27時くらいに顔や腕を真っ赤にした姿でリュックサックを抱えた男性が数回映っていたそうです···おそらくリュックサックの中には殺した猫の死体が入っていたのでしょう。本当に人間というのは怖いと心から思いました。
人間には誰しも表の顔と裏の顔があるという事ですが、このような犯罪者の表と裏の顔は個人的には一番怖いと思います。なぜなら平然と裏では犯罪を犯し表では平然と私や近所の方と明るく挨拶をして普通に過ごしているのですから···、本当に生身の人間がこの世で一番恐ろしいなと私は思いました。以上は私が実際に体験したヒトコワの実話です。
冷蔵庫に保管って目的がわからないね
座間の事件みたいですね