勘違いした霊が友人に憑いた話

2021年の10月中旬頃に実際に私が体験した怖い出来事の話です、

当時私は仕事が終わり自宅に夜20時くらいに帰ってきました、

日曜と祝日以外は毎回この時間帯に帰宅するのですが、その日もいつもと同じように帰宅するとシャワーを浴びてリビングに戻り缶ビールを飲みながら晩酌を始めました、

晩酌を始めて30分程度経過した時に私の携帯電話に着信が入りスマホ画面を見ると長年付き合いのある仲の良い友人からでした、

電話に出ると友人は週末に久しぶりに居酒屋で飲まない？という誘いの電話でした、

私は独り身なので用事は無く暇なのでスグにOKという返事をしました、その後会話は世間話的な会話となり互いに仕事は大変だよな～···とかお前(私の事)結婚しないの？等という内容の会話をしていました、

しかしです···楽しく会話していると突然友人の声が成人女性の声に変わりました···

私はもしもし！？と驚きのあまり友人に問いかけました、

すると友人の声に戻りもしもし！どうしたの？と返答がありました、私は友人にイヤ···お前の声が成人女性の声に一瞬変わったんだよ···と伝えました、

しかし友人は何言ってんだよ！お前酔ってんじゃないの？と言われ突っ込まれましたが私は晩酌を始めてから30分程度しか経過していませんでしたし確実に酔ってはいませんでした、

しかしこの後スグに恐怖の瞬間が訪れました、友人がそれじゃ！週末は大丈夫なんだな？と再度飲みの約束の確認をしてきたので私は大丈夫だよ！と答えました、

しかし友人の声がまたもや成人女性の声に変わり···土曜日の深夜25時に多磨霊園で待ってるから···ね···助けて···と苦しそうな声で言っていました、

私は全身に鳥肌が立ち怖くなりスグに何も言わず電話を切りましたが数分後に友人から着信が入り電話に出てみると何で突然電話切るんだよ！週末楽しみにしてるぞ！といつものように話をしていました、

しかし私は絶対に何かおかしいと嫌な予感を感じ友人に先ほどの異常な出来事を説明し友人にお祓いに行く事を勧めました、

幸い友人は素直に数日後お祓いに行ってくれたのですがお祓いに行った結果友人には20代後半くらいの成人女性の霊が憑いているという事でした、

この女性は多磨霊園に埋葬された成人女性ですが都内某所で会社帰りに不慮の事故に遭い亡くなった霊という事でしたが、

女性自身が自分の死を認めたくないという思いから度々この世をさまよい続けている念が強い霊という事でした、

なぜ友人にこの女性の霊が憑いたのかというとたまたま友人が仕事で多磨霊園近くの道路を車で走っていた時にこの女性の霊が自分を轢き殺した運転手だと勘違いし憑いて来てしまったそうです、

そしてなぜ友人との電話の最中に友人の声が女性の声に変わったのかというと女性の霊が友人の身体を利用し私に女性自身の存在を伝えたかったからだそうです、

幸い友人はしっかりとお祓いをした結果女性の霊は友人から抜けたそうですが本当に率直に怖かったです、

私はこれまでに数回霊体験はしてきて多少霊感はあるのですが、

このような電話越しで存在をアピールしてくる霊は初めてだったので率直に電話で人と話す事が怖くなり多少トラウマになりました、