夜の山で

私は霊感とかは全く無いようで、
幽霊とかの類をみた経験はありません。
せいぜい幼かったころに、私の周囲にいた人が
「幽霊を見た！」と騒いだのを見たことがあるくらいです。
とはいえ、何かの見間違いとか勘違いだろ、と言われれば
それまでの話なのですが。

小学4年生の時の夏休みだったと思いますが、
1泊2日のミニ林間学校のようなものに参加しました。
日頃から山里で暮らしていたので、なにをいまら林間学校だよ、
という感じもありましたが、子供でしたしワクワクくした気分で

参加しました。
参加者は同年代の小学生が１０人程度、
引率の大人が３～4人だったと思います。
林間学校の会場になったのは小学校のある町から
すぐ近くにある山の中腹にある場所でした。
そこは山中であるにもかかわらず、小さいながらも広場があり、
ブランコや鉄棒などのほか、広場の隅には
集会所兼宿泊所みたいな小さな建物、
建物の周囲には簡単な水道設備やトイレ（掘っ立て小屋）
などがあり、小規模の宿泊行事にはちょうどいい感じでした。

またその広場の隅、宿泊小屋とは広場を挟んでほぼ正反対の
場所には教会のような白い建物がありました。
とはいえ十字架などはなかったと思いますし、教会とかではなく
何かの霊廟とか慰霊関係の建物だったのかもしれません。
戦没者とかなにかの。
もともとこの広場自体が、その建物を作った際に
付属施設的につくられたのだろうと思います。

林間学校は昼過ぎくらいに始まったと思います。
明るいうちはアウトドア的なリクレーションをしました。
夕方からは飯盒炊飯でカレーを作って食べました。
陽が沈んでからは小さいながらもキャンプファイアーの
ようなこともしました。