……何かがいる。
何かが、下から私を追ってきている。
まだ姿は見えない。
でも、確実に何かが上ってきている。
私は、駆け足になった。
必死に階段を駆け上がっていく。
そのときだった。
上から、真っ赤な血が流れてきた。
一滴、二滴……
やがて大量の血が階段を覆い、足元が見えなくなる。
私は、脆そうな手すりにしがみつきながら、滑らないように必死で階段を上った。
それでも、下から聞こえる足音は止まらない。
ペタ……
ペタ……
どんどん近づいてくる。
私は夢中で駆けた。
駆けて、駆けて、駆けて
ようやく頂上にたどり着いた。
そこには、一枚の鉄の扉があり
私は扉を開け、転がり込むように中へ飛び込んだ。
そこにあったのは、古びたパイプベッド。
そして、その上には
小さな子どもたちの遺体が、何体も何体も積み上げられていた。
あまりにも大量の遺体で、ベッドからあふれたものが床にまで転がっている。
私は必死に遺体をかき分け、その中に身を隠した。
そして、ベッドの下へ潜り込む。
息を殺す。
ドクン……ドクン……
自分の鼓動だけが、やけに大きく聞こえた。
お願い、、、
見つからないで
どうか、見つからないで
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