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心霊

ようさいさんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

しらぬえ
長編 2026/08/20 16:23 149view

そして、お祓いから2週間ほどたち、外出もして、会社にも普通に通勤していたある日、

Aは車で自宅に戻っている途中道の曲がり角に差し掛かった時、車のボンネットに「ドンッ」と、大きな音がしました。

それと同時に目の前に人の顔が見えたんです。

前道に倒れていた40代くらいのおじさんです。

Aは目の前におじさんの顔が出てきたことによりハンドル操作を誤り車で事故を起こしました。

目が覚めると病院のベットで寝ていました。

Aは両足の骨折でした。

そしてAはその事故の時の状況を警察の方に教えてもらうと、Aが曲がり角に差し掛かったにも関わらず、曲がらずまっすぐ行き止まりに突っ込んでいったという。

その話を聞いたあとAは警察の人に

「40代くらいのおじさんは近くにいませんでしたか?」と聞いたが、警察は何もいなかったという。

そして骨折も治って復帰できるようになった頃にAはひとつの疑問を抱いた。

(あのおじさんはなんだったのか。)

そのことに気がついたAは前に行った神社に再びお祓いに行くことにした。

神主さんにお祓いをしてもらった後、しらぬえと謎の男に関する話を聞いた。

実はAに憑いてるしらぬえは1匹と言ったが本当は2匹ついていた。

片方のしらぬえは幼く簡単に除霊できたが、
もう片方のしらぬえは40代ほどであり神主さんでも除霊できなかったそう。

しらぬえはおさなければ幼いほど危険なことが起こる日数が短いがその分除霊もしやすく被害も少ないらしい。

しかし40代ともなると除霊をすることはかなり不可能に近く、1回目のお祓いでは、幼い方のしらぬえは除霊できたがもう片方のしらぬえは被害を抑えることが限界だったそうだ。

本来40代くらいのしらぬえに取り憑かれ、お祓いをせずにいると命の危険があるという。

またしらぬえは除霊することはできるが、祓うことは不可能らしく、除霊したしらぬえは再びある場所に封印しているという。

しかししらぬえの封印は難しいらしく、定期的に外に出さないと封印が解け、多くの人の身が危ないということで、Aの住んでいる村に年3回ほど訪問させることで封印できるようにしているという。

また、しらぬえが原因で命を失った人は、しらぬえとなって、封印されるらしく、私に憑いていたしらぬえもしらぬえに殺された人間だそう。

この話をし終えたあと神主さんはAに、

「あの40代ほどのしらぬえはAにかなりの恨みを抱いている。また来る可能性が高い。定期的にお祓いを受けた方がよい。あと次しらぬえに憑かれたら命はないと思った方が良い」ということをAに言い、その話を聞いたAはすぐにその村から引っ越して、今も定期的にその神社に通っているという。

それからまだ被害は、一回も出ていないが、この前Aが神社にお祓いに行った時に、神主さんがAにこんな話をした。

「しらぬえは女に憑くことが多い。 だから巫女を封印しているところに行かせると必ず死体となって帰ってくる。これは生贄として、死人を減らすために巫女に行かせている。しらぬえは本当に危険だ。巫女がいないとあの村もしらぬえに壊滅させられる。だけどもう、封印しているところに行かせられる巫女がいなくなった。もうあの村はもうすぐしらぬえに壊滅させられるだろう。私にはどうすることも出来ない。Aは村を出る賢明な判断を出来たと思う。もう巫女がいない以上Aがこれ以上村の住民と関わるとしらぬえがいつAに憑くか分からない。今すぐそこの住民との縁は切るべきだ。そして封印が解けそうになっている以上Aもまたかなり危険な状況に追い込まれるかもしれない。その時は私も何もしてやれないかもしれない。」

この話を私にしたAは約2ヶ月後命を落とした。

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