学校。
カーナビ。
旅行先のホテル。
どれも、
「何気ない日常から始まる」
ことを意識した。
そして最後に、
最初の出来事の意味がひっくり返る。
投稿するたびにアクセス数が増えた。
コメントも増えた。
「次の話もお願いします」
なんて言われることもあった。
いつしか、その掲示板は僕にとって、
単なる怪談を読む場所ではなくなっていた。
自分の作品を評価してもらえる場所。
コメント欄を見ることが楽しみになっていた。
まるでSNSのようだった。
⸻⸻⸻⸻
ただ、
一つだけ気になることがあった。
僕の投稿には、
いつも同じIDの人物がコメントしてくる。
その人のコメントは、
いつも妙に意味深だった。
例えば、廃村の話を投稿すると、
「そこから帰れなくなった人もいます」
と書かれる。
踏切の話なら、
「その踏切には近付かない方がいいですよ」
そんな感じだった。
この話は怖かったですか?
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